先日、香港でHSBCの銀行口座を開設してきました。
個人では開きにくいなど色々インターネット上では言われており、口座開設代行業者も多くいるようですが、
一人でも十分開設可能だったので後に続く方の参考になればと思います。
サクッと読める目次
口座開設にあたって準備したもの
必要なものについてはインターネットで調べてから行きました。
人によっては申し込みフォームに書き込んでから行く方もいるそうなのですが、フォームは現地で教えてもらいながら書くのが一番だと思っているので、事前に準備はしていません。
- パスポート
- マイナンバー
- 国際運転免許証
事前に準備したものはこの3点です。
パスポートは、本人確認のために必須ですね。海外ではPhoto ID(写真付きの身分証明書)を求められたら、その国で発行された身分証明書を持ってない限りほとんどパスポートが必要です。
マイナンバーはカードではなく、番号がわかれば十分です。国際的なマネーロンダリングの防止などの観点から、2017年以降の口座開設状況を香港から日本政府に通知することになっており、番号がなければ香港で口座を開設することは出来ません。香港では「マイナンバー」ではなく、TAX IDなどと呼ばれることもあると思いますが、マイナンバーのことです。
最後に、国際運転免許証。これは他の書類でも代用できるのですが、公的機関が発行した英文で住所が書かれているものということで、一番取りやすいのが国際運転免許証です。
ちなみに、HSBC尖沙咀支店で頂いた、口座開設に必要なものが書かれている書類がこちら。
Points to note for account application
どんな書類が必要かの詳細はこれをチェックすればOKです。
いざ、口座開設!
それでは、口座開設行ってみましょう!
尖沙咀支店では開設できず
まず訪れたのが尖沙咀(チムサーチョイ)支店。尖沙咀駅前の大通り沿いにあるのですぐにわかります。
支店に入ると来店目的を聞かれたので、「口座を開設したい」と伝えました。
すぐに必要書類の確認をした上で、「英文の残高証明書はお持ちですか?」と。
口座を開設するにあたってHSBC Advanceが必要としている預金平均残高20万香港ドル(約290万円)を持っているかどうかを確認しないと解説できないということでした。
日本語の画面などでは対応できないということだったので、尖沙咀支店は諦めて他の支店に行くことにしました。
ちなみに、海外ではこのように支店、窓口、担当者によって対応が異なることはよくあるので、一回で諦めないほうが良いことも多くあります。
オーシャンセンター支店で開設完了
次は尖沙咀支店から歩いて10分ほどのオーシャンセンター支店に向かいます。
オーシャンセンターというショッピングモールに入っている支店で、日本人口座開設者も多く慣れているとインターネット上でよく書かれている支店です。
入店して、口座開設をしたい、と伝えると必要書類(パスポートと住所を証明する書類)を確認した後に番号札をもらいました。
番号がなかなか進まずに、かなり時間はかかってしまいましたが、しばらくして個室ブースに通されました。
- HSBC Advanceであれば、開設後すぐにATMカードを持ち帰れる
- Personal Integratedであれば、数日後~1ヶ月以内に再度支店を訪れてATMカードを受け取る必要がある
ということだったので、すぐに他の国に移動する予定があった私はHSBC Advanceを選択。
預金平均残高20万香港ドルを預ける予定は今のところ無かったので、後日郵送でダウングレードすれば良いと考えています。
今までの海外口座の経験などを聞かれたので、カンボジアに銀行口座を持っていることや、RL360に口座を持っていることを伝え、いろいろな投資を経験してみたいために投資口座も開きたいと伝えるとそちらも開設してくれました。
その後、書類を色々書いたり、結構時間がかかったのですが、、、、、口座開設自体の審査はまったくなく、口座開設完了。
隣のATMで暗証番号変更
支店の横にはATMが並んでいるので、暗証番号を変更します。
暗証番号はランダムな数字6桁に初期設定されており、口座開設時にその紙をもらうのですがなくすと大変なのですぐに変更しましょう。
日本や他の国のATMからでも変更可能ですが、やはり一番簡単なのはその場ですぐに変えること。
暗証番号は日本とは違って6桁なので、覚えやすい6桁の番号を事前に考えていくことをおすすめします。
香港と言ったら保険もおすすめ
香港HSBC口座開設に興味がある方であれば、香港で契約できるオフショア保険にも興味があるのではないでしょうか。
香港在住の日本人専門家から詳しく話を聞いてきましたので、こちらも読んでみてもらえればと思います。
私も、資金を日本だけではなく世界中に分散させていこうとしており、その中でやはりキーとなるのは香港だと思っています。
HSBC口座を作った後は、活用していこう
難しい、と言われているHSBCの口座開設ですが、おもったよりもスムーズに開設することが出来ました。ただ、すべての会話を英語で行う必要があるため、英語での会話が出来ない方は一人で開設するのは難しいかもしれません。
ちなみに、今回開設したHSBC Advanceの最低預金残高は20万香港ドル(≒300万円)ですが、最低預金残高5000香港ドル(≒65万円)のパーソナルインテグレーテッド口座に簡単に変更することができます。まずはAdvanceで開設して、その後ダウングレードが成功の秘訣です。
香港に口座を作ったら、投資をしないと意味がないと思います。
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