やりたいことはたくさんあるけど、時間がない・・!
そう思っている人はいませんか?
「あれもこれもしたい」「もっとしたい」という時期ってもどかしいですよね。
頭の中にアイデアはたくさんあるのに、それをやる時間がない。
やりたいことがない、という人もよくよく話を聞いてみると毎日に忙殺されていてホッと一息つく時間すら無いということで、心に余裕がないからやりたいことが出てこないのかな、と思うこともあります。
1時間ほどの時間ができても「なんだか疲れてしまってやる気が起こらない」という時もあるでしょう。
今回は、そんな状態を脱して自分の時間を作るためにできることとして4つの視点を考えていきます。
私自身も実践していたり、挑戦していたりしていて、少しずつ自分の時間がどんどん増えていることを感じています。
自分がやりたいこと、大事にしたいこと、そこに向き合う時間をどんどん増やしていきましょう!
サクッと読める目次
自分がやらなくて良いことはやらない
まず1つ目の視点、そもそもやらなくて良いことは、やらない。
そんなのわかってるよ!と言われてしまいそうですが、実はもっともっと減らせるかもしれません。
やらないことを増やす方法は「そもそもやらないと決める」「自動化する」「外注する」の3つのポイントがあります。
それぞれ説明していきますね。
自動化する
自動化はすでに多くの方がある程度実践していることでしょう。
たとえば、ほとんどの方が洗濯機で選択しているのではないでしょうか。
洗濯板や、手洗いで洗っている人って現代ではほとんどいませんよね。
洗濯機であれば、洗濯のために実際に作業をする時間は5分程度ですが、手洗いだと30分くらいかかってしまうと思います。
食器洗い乾燥機でお皿洗いを自動化したり、ロボット掃除機で掃除を自動化することもできるようになってきました。
もちろん、それだけで全て完璧になるか、と言うとうまく人力と使い分けていく必要はあると思いますが、それでも時間を比べてみると全然違うはずです。
植物の水やりも旅行が多かったり、植物が多い人は自動化していますよね。
もちろん農家や大規模な公園でもスプリンクラーを使って自動化しているはずです。
コーヒーマシーンも自動化の一つですよね。
手でコーヒーを淹れると5分ほどかかってしまうものですが、ボタンを押して待っていればコーヒーが出てきます。
外注する
外注というのも、実は私達は実践しています。
お米を作ること、野菜を育てること、お醤油を作ること・・・
綿花を育てて布を作ること、服を作ること・・・
などなど、たくさんの他の人の手によって作られたものを活用して生活しています。
ビジネスの世界でも外注はとても多いですよね。
たとえば私の場合は自炊をほとんどしないので食事は外食や冷凍弁当などがほとんどです。
これは私の中では食事を作るという作業を外注していると思っています。
最近増えてきたUber Eatsのようなデリバリーも外注ですよね。
私は車やバイクに乗るのが好きなので自分で食べに行ったり、買いに行ったりするわけですがその作業を外注しているということです。
掃除も、少し汚れが溜まってきたタイミングで専門の業者に一気にきれいにしてもらうということがあっても良いかもしれないですよね。
外注という言葉だとお金を払ってどこかに依頼するイメージがあるかもしれませんが、家族にある作業を依頼することもあるでしょう。
ちなみに、外注は愛情がないという方がたまにいますが、上に挙げたようにもうすでにたくさんの作業を外注するのが当たり前になっています。
どの作業を外注するのかは時代によって変わってくるでしょう。昔は子供の服などは家で縫っていたとも聞きます。
同じ効果が得られて、そしてより大事なことに使える時間を増やすことは、愛情をかける時間を増やすことに直接つながるので、むしろ愛のある行動だと思います。
自動化や外注の注意点
この「自動化」や「外注」は自分の時間を確保するために絶大な威力を持つのですが、注意点が2つあります。
1つ目は品質がある程度のところで一定となるところ、2つ目は費用がかかることです。
安価な外注や自動化は品質が「ある程度」となる
先ほど自動化の例として洗濯、皿洗い、掃除、水やり、コーヒーというのを挙げました。
もちろん全て自動で何も問題なく毎日過ごすことができると思いますが、より高品質にしようと考えるとどうでしょうか。
洗濯は、本当に頑固な汚れを落とそうとする場合や、洗濯機が対応できない素材や物の場合は手洗いをすることになりますよね。
コーヒーも本当にこだわりたかったら自動ではなく自分で淹れたほうが美味しいのではないでしょうか。
もし自動のほうが美味しいのであれば、味にこだわる喫茶店はどこも自動の機械で淹れることになると思いますが、現状そうはなっていません。
このように、自動化を行うと熟練した人手よりはクオリティが少し落ちてしまうことになります。
掃除や皿洗いも、毎日やっている主婦の方のクオリティには機械では勝てないことでしょう。
でも、家事が苦手な人よりはクオリティが高いでしょう。
外注も、安価な外注の場合は同じ結果になると思います。
では、高価な外注をすればよいかと言うと、そうなるとお金がいくらあっても足りませんよね。
それぞれの自分が最低限満たしたい品質を、どうやって安価に得ることができるのかのバランスを取っていくことが大事です。
実は私はこの中でコーヒーは自動化していません。
それは、私自信がこだわりたいポイントだからです。
自分自身がこだわりたいポイントだけを手動にして、その他は自動化をしていくという考え方が良いでしょう。
こだわりたいポイントというのも多すぎては時間を増やすことができないことには要注意です。
多すぎる場合は、少しずつこだわりを減らすことで自分の時間が増えていく、そう考えてみてはどうでしょうか。
費用がかかる
外注も自動化も費用がかかります。
この費用については、その外注や自動化によって得られる価値(時間など)に見合うかどうかを考えることになると思います。
たとえば食器洗い乾燥機を買った場合は毎日30分のお皿洗いの時間がなくなるとします。
しかかも、食事の後に「あー、洗い物やらなきゃ・・」という気持ちからも開放されます。
毎日30分が、1年間だと30×365で10,950分なので、182時間30分の節約になりますね。
さて、もし182時間自由な時間があれば、何をしますか?
もし時給1000円で働いたら、18万円の稼ぎになりますね。
ずっとやりたかったことを実現できる時間になるかもしれないですね。
食器洗い乾燥機は一度購入したら3年は使えるでしょうから、その3倍の「価値」があるわけです。
その価値が導入価格より大きいと思えば導入したほうが良いでしょう。
逆に「皿洗いはストレス解消になるしすぐ終わる」そう考えているのであれば、自動化しなくても良いかもしれません。
私の場合は上でも書きましたが、テイクアウトの食事を買いに行く時に毎回自分で運転して取りに行きますが、その時間は結構好きな時間だからです。
ただ、多くのケースでお金を理由に躊躇している場合でも、そこで得られる価値はもっともっと大きいと思っています。
どんな価値が得られるのか、それを考えた上で自動化や外注を進めてどんどん自分の時間を増やしたいですね。
まとめてやったほうが良いものはまとめる
2つ目の視点が、まとめてやったほうが良いものはまとめる、というものです。
実は、無意識の中でまとめて作業している人が多いと思います。
たとえば、毎日洗濯をするのではなく、3日分たまってから洗濯をしたり、
床掃除をするのであれば整理整頓や簡単な補修を一緒に済ませたり、
数日分のカレーを作ったり、
そんな感じです。
まとめる方法には3パターンがあるので、1つずつ解説していきますね。
数日分、数回分をまとめる
まとめる考え方は3つあり、1つは「数日分、数回分をまとめる」というもの。
頻繁にやっている作業の一つ一つに対して、これってもっと頻度を落とすことができないか?と考えてみると良いでしょう。
コンビニやスーパーによく行っている人であれば、買い物を週1回にまとめるように心がけると時間だけでなくお金も節約できるでしょう。
まとめたことによって時間が増えるのであれば、まとめたいですよね。
別々の作業を1つにまとめる
まとめる方法の2つ目は「別々の作業を1つにまとめる」というもの。
お風呂で体を洗ったあとに、そのままお風呂も洗う、とかはこちらに入りますよね。
別々の作業をまとめるのは、うまくいったときはかなり効果があるのでどんなパターンができそうか考えてみると良いでしょう。
マルチタスクをする
最後はマルチタスクをするというもの。
掃除しながら勉強をする、電車に乗りながら仕事をする、という方法です。
このマルチタスクの注意点は「人間はそもそもマルチタスクはできない」ということです。
マルチタスクをしよう、と言っているのにできない、ってどういうこと?となると思いますが、2つのことに意識を向けておくことは基本的にはできません。
短期的にはできると思いますが、やはり効率が悪くなったり、ミスをしてしまったり、と良い結果にはならないはずです。
できることは「意識を向けるのは1つだけ」ということです。
電車やバスに乗っているときに仕事や読書をする、というケースでは、電車やバスに乗るという行為に対してものすごく意識を向ける必要はないですよね。
掃除しながら勉強する、というケースはどうでしょうか。掃除が意識しなくてもできるのであれば、音声で勉強することはできるかもしれませんが、基本的には難しいでしょう。
運転しながら会話するというのはハンズフリー機器を使えば認められていますが、これも運転の方がほぼ無意識でできるくらい慣れていないと危険です。
私の場合は運転中は会話か、又は音声のインプット時間に充てるようにしています。
ですので、マルチタスクを考える場合は「意識を向けるのは1つだけ」という原則に沿った形で考えるのがおすすめです。
この3つの「まとめる考え方」を使うことで、更に自分の時間は増えていくと思いますよ!
順番を入れ替えたり、場所を入れ替えてみる
時間を確保する3つ目の視点は、順番を入れ替えたり、方法を変えてみることです。
たとえば、私の場合は服は基本的にハンガーにかけて保管するようにしています。
そうすることによって、乾した服をそのままクローゼットにかけるだけになるので、畳むという作業がいらないんですよね。
ものを収納するときも、場所を明確に決めて仕切り板で区切ったりすることによって、何かを探すという時間が少なくなっています。
前半の方法と比較すると時短効果としては小さくなりますが、それでも日々行っているものであれば積み重ねたらかなりの時間になりますし、何よりそこで感じているストレスが無くなるのはとても価値のあることではないでしょうか。
順番を入れ替えるという意味では、私の場合はスキマ時間に見ようと思っている動画や記事を貯めるようにしています。
そうすると、たとえばバスに1時間乗ったりする時間にすぐに見ることができますよね。
これはバスに乗っている時はできればインプットの時間に充てたいので、その組み合わせになるように常日頃から準備しているということです。
洗濯機をちょうど他の作業が終わる時間になったら終わるようにスタートするなど、やるべきことの順番や流れを組み替えることで効率的になることも多くありますよね。
単純化する
時間を確保する4つの視点、最後は単純化するというものです。
ミニマリスト的な考え方でもありますが、たとえば食器をいつも同じものにしたり、服をパターン化したりと、持っているものをシンプルにすることも単純化ですよね。
掃除も、1本で幅広い汚れが落とせるクリーナーを使うことで掃除用具を減らしたり、どこでも同じ手順で掃除できるようになるかもしれません。
私が住んでいる家は全室フローリングなので、そうじシートを使ってどこでも掃除しています。
カーペットや畳の部屋があれば、別の掃除用具、別の掃除方法が必要になることでしょう。
と、これを読んで「ほとんど変わらなくない・・?」と思う方もいるかも知れません。
実はここまで来るともはや時短効果は前半で挙げたの方法に比べると小さくなります。
ただ、時間を確保するという観点では効果は小さくても、脳へのストレスを考えると効果はあるはずです。
脳はどんな小さな決断だとしても、一日にできる決断の数は限られていると言います。
なのでスティーブジョブスなどは大事な決断に決断可能回数を取っておくために、毎日同じ服を着ていたというエピソードもありますね。
やはり複数の選択肢があると、どのような場合でも決断や判断を行うことになります。
今日何を食べようか、何時から仕事を始めようか、どの服を着ようか、などなど小さな決断を繰り返して毎日を過ごしていますよね。
その決断が少なければ少ないほど、脳へのストレスは少ないと言います。
ちょっとした時間があっても「何も考えたくない・・・」「今日は疲れたから何もしたくない・・・」と思うことはありませんか?
それは決断疲れかもしれません。
少しでも決断を減らすことができるように、身の回りを単純化するという考え方は有効でしょう。
どうすれば自分がやりたいことに取り組む時間を確保できるのか
- 自分がやらなくて良いことはやらない
- まとめてやったほうが良いものはまとめる
- 順番を入れ替えたり、場所を入れ替えてみる
- 単純化する
という方法をお伝えさせていただきました。
これは実はECRSという考え方で、製造業の業務改善で使われている考え方なのです。
1秒のムダも無くしたい製造業で使われている考え方ですから、少し参考にするだけでも大きな効果が出ます。
「時間を節約」して「決断を節約」する。
それによって、本当自分がやりたいと思うことや、大事にしたいもの、そのために使える時間を増やすことができます。
節約する方法の中では、お金がかかったり、選択肢が狭まったり感じるものもあるでしょう。
でも、その代わりに得られる「時間」はそれよりも大きな価値を持ってくるはずです。
小さなことを捨てて、大きなものを手に入れる、そういった考え方ですね。
コツコツ取り組むような小さな改善もあったと思いますが、是非実践してみてもらいたいと思います。
実践の報告や、こんな方法あったよ!などの気付き、感想などあれば、同じように悩んでいる方の参考として追記させていただければと思いますので、LINEやメッセージを頂けると嬉しいです!