中国国際航空

中国国際航空・中国東方航空・中国南方航空は中国の三大航空会社。日本から各都市へかなり安い便がたくさん飛んでいるので、利用している人も多いのではないでしょうか。

私もSFC修行でビジネスクラスに乗ったり、場合によってはLCCよりも安いからエコノミークラスに乗ったりしています。

実はこれらの会社を中国国内で乗り継ぐ時は、ラウンジやホテルが無料で使えるのです。

 

「え、知らなかった!」という方が多いと思います。実は、私も最近まで知りませんでした。

日本から中国経由で他の国に行くときなど、使えるのに知らない人がまだまだ多く、知っていて予約をした人だけが受けられる恩恵なのです。

各航空会社のサービス内容と条件をまとめました。

中国国際航空のトランジットサービス

中国国際航空では無料のホテルサービスやラウンジのサービスがあります。

無料のトランジットホテル

中国国際航空では夜をまたぐトランジットがある乗客に対して、無料ホテルサービスを行っています。

このサービスは「先着順の数量限定」「事前申し込みが必須」なので、現地についてからでは利用できません。

使える条件(乗り継ぎ時間が6時間~24時間で夜をまたぐ場合+α)

トランジットホテルは北京、成都、上海、杭州、天津のいずれかの都市で乗り継ぎをする場合に無料で手配してもらうことができます。

国内線も、国際線も対象です。

その他の条件は以下のとおりです。

1. 当日に次のお乗り継ぎ便が無く6時間以上24時間以内のお乗り継ぎ。※オーバーナイト(ご宿泊)を余儀なくされる場合。
2. 航空券番号が「999」から始まる乗り継ぎ区間のある航空券であること。
3. 予約クラスがO、I、X、N以外。
※上海乗り継ぎの場合は、国内線乗り継ぎ便のTクラスはご利用いただけません。
4. 乗り継ぎ前後の便名にCAが含まれていること。
5. 乗り継ぎ前後の便の運航会社が中国国際航空、山東航空または深セン航空であること。ただし、乗り継ぎの種類に応じて、以下の表に示す乗り継ぎ前後の便の運航会社に関する条件を満たす必要があります。
(表略)
6. 上海浦東にて、便名にCAを含む中国国際航空が運航する国際線の便に乗り継ぎをされる場合は、中国国内線にCA便名の吉祥航空はご利用いただけます。
7. 対象となるお客様は、大人と大人の同伴者を伴うお子様と乳幼児様。
8. 乗り継ぎ地までの便の到着が2018年1月1日~2018年12月31日であること。

色々書いてありますが、英語からの翻訳なので少々わかりにくい部分もあります。

3番に予約クラスの制限がありますが、格安航空券サイトeDreamsで購入したバンコク往復33,000円のチケットでのクラスSだったので、普通のエコノミーでも対象となる事が多いです。

4,5番の「前後」は「前後両方」と言う意味です。中国国際航空から中国国際航空への乗り継ぎである必要があります。ただ、5番にある通り、中国国際航空として予約した、山東航空又は深セン航空運航便も対象になります。

8番の日付については、毎年更新されているのですがいつ終わるのかは中国国際航空次第です。

また、条件には書かれていないのですが、中国国内にあるホテルに行くことになるので中国に入国可能なパスポートが必要です。といっても、日本人は15日以内であればビザ不要なので問題ないでしょう。

サービス内容には送迎と朝食も含まれる

トランジットホテルサービスのサービスには、空港からホテルまでの送迎と朝食も無料で含まれています。

トランジットで訪れる国の空港アクセスなんてあまり調べることはないですよね。それでも、ホテルまでの往復の送迎がついていれば安心して入国できます。

ただ、上海の虹橋空港の場合のみ送迎が無いそうです。虹橋空港でのトランジットはあまりないと思いますが、その場合は自分でタクシーで行く必要があります。

いやーこれは素晴らしいです。

無料のトランジットラウンジ(乗り継ぎ時間が4時間~24時間の場合)

北京首都国際空港、上海浦東国際空港の2つの空港限定になりますが、乗り継ぎ時間が4時間を超える乗客に対するラウンジサービスがあります。

●無料サービス内容:
北京首都国際空港:
♦ 個室(最長4時間まで。当日お申し出ください)
♦ ラウンジスペース(時間無制限)
♦ シャワー
♦ インターネット
♦ 軽食・ドリンク
上海浦東国際空港:
♦ ラウンジスペース
♦ お食事・ドリンク
♦ シャワールーム(当日お申し出ください)
♦ 仮眠室(当日お申し出ください)
♦ シアターコーナー・ビジネスメディアコーナー

この充実のサービス内容が無料ですよ。もちろん普通のエコノミーで、上級会員ではなく誰でも利用可能です。

条件は、中国国際航空が運行する国際線同士の乗り継ぎ、又は、長距離国際線(日本は対象外)と国内線の乗り継ぎであること。上海浦東空港ではO・I・Xクラスは対象外になります。

北京空港のラウンジはトランジット専用のラウンジなのですが、上海空港で使えるラウンジは正真正銘の航空会社ラウンジ(ビジネスクラスラウンジ)です。

このサービスも「先着順の数量限定」「事前申し込みが必須」とのこと。

無料都市間バス

さらに、なんと空港が存在しない隣町までの無料バスサービスもあります。

例えば、深セン空港から香港行きや、広州空港から東莞・珠海行き、上海浦東空港から杭州などが無料で移動可能です。

中国国内線でも利用可能ですが、1フライトに付き1回乗車なので出発地か目的地のどちらかしか使えません。

こちらは中国旅行や出張の方だとかなり便利に使えるのではないでしょうか。

無料サービスの予約方法はウェブサイトか電話が便利

これらの無料サービスは全て事前予約が必要です。しかも、中国国際航空からわざわざ教えてくれることもありません。知っている人だけが恩恵を受けられるのです。

ウェブサイトからの予約

中国国際航空の英語(又は中国語)サイトから予約が可能です。

日本語サイトからは予約ができないので、日本語で予約する場合は後述の電話窓口を利用しましょう。

なお、手荷物の追加や座席指定など有料のサービスも同じくこちらのページから手続きをします

電話での予約

中国国際航空の日本語コールセンターは9時から19時までです。

日本語コールセンターといっても、電話口に出る担当者は中国人なので、わかりやすい日本語でゆっくり話すようにすると話が早く進みます。

なお、中国国際航空に会員登録をしている場合はモバイルアプリからでも申込可能です。

中国東方航空のトランジットサービス

中国東方航空では、以下のサービスの内いずれか1つを選んで無料で利用できます。

どれも事前に予約した場合のみ有効なので、予約を忘れないようにしましょう。

無料のトランジットホテル

利用できる条件は以下のとおりです。

フライトの都合により後続便への同日乗継ができず、乗継都市(上海、昆明、西安、北京)にて宿泊が必要となるお客様へ、1泊分のホテルを提供いたします。
ただし、下記の場合は対象外となります。
①上記乗継都市にてストップオーバー(24時間以上滞在)する場合
②その他のフライトを利用すれば同日乗継が可能な場合

中国国際航空ではホテルまでの送迎もついていくるのですが、中国東方航空は送迎はなさそうです。

【適用対象外クラス:G / V / T / Z / A / O / X(旅程内に 1 区間でも含まれていれば対象外)】という文言もあるので、申し込みの前に予約クラスも確認しましょう。

無料のミールクーポン(上海浦東空港限定)

空港で乗り継ぎ時に使える80元(約1300円)分のミールクーポンをもらうことができます。

  1. 上海(浦東/虹橋)経由で中国国内又は海外都市(第三国)行き片道または往復航空券を購入のお客様
  2. 上海での乗継時間(浦東空港内)が 3 時間以上のお客様【浦東空港⇔虹橋空港乗継の場合は 4 時間以上】
  3. 適用対象外クラス:G / V / T / A / O / X(旅程内に 1 区間でも含まれていれば対象外)
  4. ※特典航空券、コードシェア、他社運航便が 1 つでもある航空券及び日本以外で発券された航空券は対象外

という条件はありますが、多くの方が利用できるのではないかと思います。

80元あれば、空港でまともな食事をとることができそうです。

上海浦東空港から市内へのリニアモーターカーチケット(上海浦東空港限定)

上海浦東空港駅-龍陽路駅間のリニアモーターカーの片道チケットをもらうこともできます。

条件は、ミールクーポンと全く同じ以下のとおりです。

  1. 上海(浦東/虹橋)経由で中国国内又は海外都市(第三国)行き片道または往復航空券を購入のお客様
  2. 上海での乗継時間(浦東空港内)が 3 時間以上のお客様【浦東空港⇔虹橋空港乗継の場合は 4 時間以上】
  3. 適用対象外クラス:G / V / T / A / O / X(旅程内に 1 区間でも含まれていれば対象外)
  4. ※特典航空券、コードシェア、他社運航便が 1 つでもある航空券及び日本以外で発券された航空券は対象外

3時間の乗り継ぎで上海市内に出てもとんぼ返りなので、6時間くらいあるときに使えると思います。

申込み方法はまさかのFAX又は旅行会社経由

申込み方法は、まさかのFAXで5営業日以上前に送る必要があります。これは正直面倒ですね。

なお、旅行会社で航空券を手配してもらった場合は、その旅行会社から中国東方航空にFAXを送ってもらう必要があります。

詳しい手続きについては中国東方航空のサイトへ。

中国南方航空のトランジットサービス

中国南方航空も無料のホテル、無料のラウンジ

トランジットホテル

中国南方航空では広州、ウルムチ、北京、深センでの乗り継ぎの際にトランジットホテルが利用可能です。

使える条件(乗り継ぎ時間48時間までOK)

乗り継ぎのお客様向けの無料宿泊施設
条件
1. 中国南方航空の運航便をご利用のお客様、中国南方航空の国際線コードシェア便をご利用のお客様、重慶航空または厦門航空が運航する中国南方航空の国内線コードシェア便をご利用で、中国南方航空の国際線または中国南方航空の国際線コードシェア便にお乗り継ぎのお客様
2. 乗り継ぎ時間:
国際線間、または国際線と国内線の間の乗り継ぎ時間が8時間以上、48時間未満のお客様。
乗り継ぎ時間が24時間以内で、23時以降に到着予定の国内線の便から、翌日の6時以降に出発予定の別の国内線の便に乗り継ぐお客様。
基準
1.国内線と国際線の間、または国際線間の乗り継ぎをご利用で、国際線でファーストクラスまたはビジネスクラスをご利用のお客様、中国南方航空スカイパールゴールドカード(スカイチームエリートプラス会員を含む)をお持ちのお客様、および国内線間の乗り継ぎをご利用で、両方の便でファーストクラスまたはビジネスクラスをご利用のお客様は、中国南方航空のグレードA提携ホテルにご宿泊いただけます。
2.エコノミークラスで国際線間の乗り継ぎをご利用のお客様、国際線と国内線の間または国内線間の乗り継ぎをご利用で、1区間のみでファーストクラスまたはビジネスクラスをご利用のお客様、および中国南方航空スカイパールシルバーカード(スカイチームエリート会員を含む)をお持ちのお客様は中国南方航空のグレードB提携ホテルにご宿泊いただけます。
3.無料宿泊サービスをご利用いただけるその他の乗り継ぎのお客様は、中国南方航空のグレードCまたはDの提携ホテルにご宿泊いただけます。
4.国内線間を乗り継ぎで、無料特典航空券をご利用のお客様には、無料宿泊サービスをご利用いただけません。
5.乗り継ぎを伴う特典航空券は、通常の航空券として見なされ、乗り継ぎを伴う特典航空券をご利用のお客様は、お客様のカテゴリおよびクラスに基づいて宿泊サービスが提供されます。有料アップグレードが行われた従業員用航空券を除き、その他の従業員用航空券および業務用航空券では、座席の予約が行われているかどうかにかかわらず、無料宿泊サービスを利用できません。

サービス内容には送迎と朝食も含まれる

ファーストクラス又はスカイチームエリートプラス会員は5つ星ホテルが選択可能で、空港のすぐ隣のプルマンホテルにも無料で泊まれるようです。

ビジネスクラス又はスカイチームエリート会員、そしてエコノミークラスとホテルのグレードが変わっていくようですが、決して安宿ではない、ビジネスホテルが利用可能なようです。

空港からホテルへの無料送迎もありますし、ホテルでは朝食もついています。

また、到着後の申込みも可能なのが中国南方航空の良いところ。ただ、良いホテルは部屋数に限りがあるため事前予約したほうがベターです。

さらっと条件に書いてある「国際線間、または国際線と国内線の間の乗り継ぎ時間が8時間以上、48時間未満のお客様。」というところを読んで、驚きました。48時間の滞在でホテルを無料にするのはもはやトランジットではなく広州無料旅行と言えます。

ホテルのグレードといい、条件といい、一番良いトランジットホテルサービスが中国南方航空です。

利用可能なホテルの一覧はこちらにあります

無料サービスの予約方法はウェブサイトや電話のほか現地でも可能

無料トランジットホテルの予約はウェブサイトからも電話でも日本語で可能です。

中国国際航空、中国東方航空とは違い、中国南方航空は広州に到着して専用カウンターで申し込みもできるのが素晴らしいですね。

第2ターミナルの50番に乗り継ぎホテル専用カウンターがあるので、そこに行けばOKです。

中国乗り換えで注意したいこと

中国でのトランジットは無料サービスが充実しているのですが、注意点もあります。

トランジットでも保安検査が厳しく時間がかかる

空港から出ないトランジットを行う場合でも保安検査が必要で、どの空港も時間帯によっては行列ができています。しかも空港がとっても巨大なので歩く距離も長くなります。乗り継ぎ時間が2時間の場合など、行列が長いと乗り遅れてしまう可能性もあるので注意しましょう。

なお、よく探せば空港職員が時間がないお客間を前に誘導しているはずですし、時間がないから、といって前に割り込んでいく事が可能です。

乗り遅れないようにしましょう。

中国経由はモバイルバッテリーに注意

その保安検査でかなり重点的にチェックされるのが、モバイルバッテリー。

100Wh未満であれば何点でも持込可能というルールは日本と変わらないですし、ほとんどのモバイルバッテリーはこの基準内です。

しかし、容量を示す印字が薄くなっていて読み取れないなど、その場で容量がわからないものはどんなに小さくても没収対象になってしまいます。

「正直、その小ささでこの容量超えてたら大発明だよ」と思う小型のものでも、保安検査係員は時間をかけて一生懸命印字を探し出して確認します。

容量が読み取れないモバイルバッテリーは中国に持っていくのはやめましょう。

また、受託手荷物に預けたものは問答無用で開封され、没収されます。リチウムイオンバッテリーの預け入れは全世界で禁止されているので、これは文句言えないですね。

LINEやfacebook、Googleは使えない

そして、個人的にかなり大事なのがこれです。

中国なので当たり前なのですが、LINE、facebook、Google(カレンダーやメールも)、Slackなどのサービスが一切繋がりません。

GmailとSlackをとめられると仕事ができなくなってしまうので、私は中国にいる際はSkypeしか繋がりません。

市内に出てもGoogle Mapは使えないし、UberもGrabも使えず、中国語しか無い百度地図(Baidu Map)や滴滴出行を使うことになります。

ホテルでゆっくりするだけなら良いのですが、連絡が取れないことを覚えておきましょう。

中国のサービスは向上していると感じます

意外と中国のサービスって良いものが多いと感じています。

特に、あれだけの数の富裕層がいるので、富裕層向けのサービスがとっても充実しています。また、来てくれた外国人をもてなそう、そうすることで世界の中心(ハブ)になろうと思っている節があるため、このようなトランジットサービスなども充実しています。

例えば東南アジアの人がアメリカに旅行するとして、日本でトランジットをするとホテルも高く、英語が通じにくい環境でホテルまで自力で移動しないといけないかもしれません。正直、このサービスの素晴らしさを知ると、中国経由に流れてしまうと思います。

機内食がまだまだ微妙だったりと素晴らしいことばかりではない中国の航空サービスですが、このトランジットサービスは知らないと損だと思いました。

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中国国際航空はスターアライアンスに加盟しているのでANAマイルを貯めるとタダで乗れます。

ANAのスーパーフライヤーズカードがあれば優先搭乗や航空会社ラウンジも使えるので、ホテル+ラウンジの快適なトランジットになります。

中国東方航空、中国南方航空はスカイチームに加盟しているので、デルタAMEXでやベトナムエアラインズカードで上級会員になっておくと優先搭乗やラウンジが使えます。

中国の空港は混むので、優先カウンターが使えると更に快適になります。

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