1日が24時間という時間はみな共通して持っています。
もっと時間があれば・・・!と思うことはたくさんありますが、どんな人でも時間を増やすことはできません。
しかし、あなたの時間を"移動"する方法があるのです。
正確に言うと、時間を超えるレバレッジ効果を得ることができます。
それが、借金をするということ。
今回は借金のメリットと有効活用についてお話します。
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お金を借りることは悪いことなのか
借金。
そう聞くととてつもなく悪いイメージを持っている方も少なくないのでしょうか。
借金返済で首が回らない・・・
過払い利息・・・・
怖いお兄さんが取り立てに・・・
そんなイメージですよね、借金って。
でも、借金ってうまく使えば人生をかなり有効に活用できるのです。
そもそも、しっかりと計画して借りて、しっかりと返せば上のようなことは起こりません。
無借金経営よりも借金を有効活用したほうが経営は伸びる
会社の経営を見ても「無借金経営」は素晴らしいと思われがちですが、それは違います。
事業というのをものすごく単純化してしまえば、100円のものを仕入れて、付加価値をつけて、150円にして売る事ができるというもの。
更に単純化するために、仕入から販売までは1年間かかるとします。
そういった事業を複数持っているのが、会社です。
今、この会社は1万円しか持っていなかったとして、仕入れることができるのは100個です。
それを150円にして売ることができたとすると、1年間の利益は50円×100個=5000円です。
この会社が、もし1万円をどこかから利息10%で借りてきたとします。
もともと持っていた1万円と合わせて2万円があるので、その2万円で200個仕入れました。
200個を150円で売ることができるようになるので、1年間の利益は50円×200個=1万円です。
1万円を借りた利息の10%=1000円を支払って返しても、9000円の利益が出ました。
借金をしたほうが、利益が増えました。
これが、お金を借りるという力です。これを、レバレッジ効果と言います。
「もっとお金があれば、もっと仕入れられるのに」と言っている社長がいたら「本当に売れるなら、お金を借りてでも仕入れましょう」って言いたくなりますよね。
借りずに仕入れの数を増やさないことがもったいないことだと、わかってもらえると思います。
どんなときならお金を借りても良いと言えるのか
今の話は個人に置き換えても同じことが言えるのです。
「お金がもっとあれば」と思うことって、結構ありますよね。または、「いま100万円があったら何ができるか」を考えてみてください。
その中でも、自分への投資だと胸を張って言えるもので、そこに全力で人生を注ぐことができ、大きなリターンを期待できるものはありますか?
私の過去の話をさせていただくと、大量に買った本、高額のセミナー、海外に行く経験、などがありました。
お金がない、といって機会を諦めるのは、先ほどの会社の例と同じで本当にもったいないことです。
もちろんお金を借りるためには、利息という費用がかかります。また、返せなくなれば大変なことになります。
借金は期日までにお金を返すという約束なので、約束は守らなければいけません。
といっても、あまりの悪徳ローンなどでない限り、しっかりと連絡して、できる限り返せば少し遅れても取り立てが来ることはありません。
もちろん数年間借金ができなくなるかもしれません。それでも、遅れてでも返せばあなたの信用は戻ってきます。
なので、浪費に使ったり、返せるアテがないのに借りるのは言語道断。
ただ、リターンがある、そのリターンを得るために頑張れる、そう思っているのであれば、思い切って借りるのは良いことだと思っています。
お金を借りたら、その価値をもっと増やすことができる、とわかっているのに借りないのは、本当にもったいないこと。
借金で時間を超える、とは?
若者と話をしていると
「もっとお金があれば、いろいろできるのに」
「バイトばかりで時間がない」
という声を聞きます。
逆に、社会人になってから数年すると
「学生の頃のように時間が使えればもっといろいろと挑戦できるのに」
「お金はあるけど、毎日仕事で時間がない」
という声を聞きます。
これを解決するのが「借金」です。
親や親戚に借りられる人は、
何故、何のためにお金が必要で、それをどう使うのか。それによって、どういう未来が開けるのか。
それをしっかりと説明して、納得してもらった上で借りることができたら、とっても幸福だと思います。
または、奨学金という名前の借金もあります。
借金とわかった上で活用するのであれば、無担保で利息も驚くほど安く、返済もゆっくりなので素晴らしい金融商品です。
かくいう私も、毎月満額奨学金を頂いて(借り入れて)様々な活動に使っていました。
まとめ:借金の有効活用をしよう
会社を経営している方であれば、会社の成長のために「お金が貯まるのを待ってられない、今しかチャンスがない!」というタイミングでお金を借りることがあるでしょう。
個人であっても、今しかできない活動のためにゆっくりお金をためているのであれば、借金で未来のお金を現在に移動して時間を越えてしまうのが、おすすめです。
その利息以上に自分が成長し、返済すればよいのです。