なにか物事を始めるときに、

  • とにかくすぐ動く人
  • じっくり計画を立てる人

のどっちがいいの?

っていう話、ありますよね。

最近は「とにかく動け!」という風潮があるように感じていて、それもそれで正しいのですが、動く前に一つだけ大事なことがあります。

それが「ゲシュタルト」を作るということ。

これをゲシュタルト思考と呼んでいます。

ゲシュタルトとは?

ゲシュタルトという言葉はもともとは心理学の言葉で、

ドイツ語なのですが、特に日本語訳されることもなく「ゲシュタルト」と呼ばれています。

「ゲシュタルト崩壊」という言葉を聞いたことがある方もいるかも知れません。

同じ文字をずっと見ていると、文字ではないように見えるという現象をゲシュタルト崩壊といいますが、これは文字の個別要素に着目することでという全体(ゲシュタルト)を頭の中で描けなくなった(崩壊した)ことで起こり

ゲシュタルト思考とは全体と個別を行ったり来たりする技術

このゲシュタルトは心理学の用語ですが、日常生活でも知っておくとかなり役立つ技術になります。

特に、なにか決まった目標を達成するときに有効です。

  • 新しい事業を立ち上げる
  • 資格試験に合格する
  • 就職試験に合格する
  • プロジェクトを進める

などなど、様々な活動が一気に効率的になります。

こんな経験ありませんか?

ところで、こんな経験ありませんか?

車でドライブをしたり、外国を歩いているとき。特に、地図を持たずに「ずっと真っすぐ行って、突き当りを右」のように歩いているときってかなり長く感じますよね。

でも、同じ道を帰る際には来たときよりもかなり近く感じることってありませんか?

行きは「歩いても歩いても目印が見つからない、まだかな・・・」と思っていたのに、

帰りは「あれ、もう着いちゃった」と意外に早く着くこと。

これも、帰り道は全体像、つまりゲシュタルトを手に入れたからこそ、同じ道なのに脳が全く違う距離のように錯覚するのです。

全体像が見えずに動くと正しく動けない

もしこれが仕事や勉強だったらどうでしょう?

  • とりあえずこれを始めよう!と終わりが見えずに延々と続けている人
  • 何をやればよいか明確になってから、黙々と作業をする人

はたから見ればこの2者は同じように取り組んでいるように見えると思います。

しかし、前者は果てしない道のりのように感じ、後者はあまり遠くない道のように感じているため、成果が変わってきてしまうのです。

 

ちなみに、私達人間の脳はかなり勘違いを起こしやすいようになっているそうです。

<--------->

>---------<

こういう矢印の錯覚は見たことがあると思います。

答えがわかっているはずなのになぜか長さが違って見えますよね。

ロジカルに考えれば絶対に同じ長さだし、測ればそのとおりだけれども、なぜか違うように見えてしまう、これが人間の脳です。

このような錯覚を常に起こしているのですが、望ましい方向に錯覚させることができれば色々なものをスムーズに進めることができるのです。

そのためにはいくつかの方法があるのですが、この「ゲシュタルトを作る」という技術も良い錯覚を起こすための方法です。

ゲシュタルトを一度作ると手放さない

こちらの画像は1892年にドイツで描かれたものですが、何に見えますか?

うさぎ、という方もいればあひる、という方もいるでしょう。

一度どちらかに見えた人にとって、もう片方のものを見るのは結構難しいのです。

一度ゲシュタルトを作ったあとは、脳はそのゲシュタルトをなかなか手放しません。

だからこそ、ゲシュタルトを作ることでその望む方向を常に頭の片隅においたまま走り続けることができ、結果的に成功につながるのです。

実際にゲシュタルトを作った事例

ここまでのところでなんとなくゲシュタルトを作ることが有効だと思ったのではないでしょうか。

でも、実際の仕事や生活に活かすとするとどうすれば良いんだろう?という疑問があると思います。

実際に私が過去にゲシュタルトを作ってうまくいった事例についてお伝えします。

メディアの立ち上げをする方法

仕事で月20~50万円を売り上げるウェブメディアを作った時の話を踏まえて、今からブログやウェブメディアを立ち上げるときにどうやって動いていくのが良いのかをお伝えします。

ウェブメディアを作るためのゲシュタルトを作る

まずはゲシュタルト作りです。ウェブメディアやブログを作ろうと思ったときに考える要素はこんな感じでしょうか。

最初はかなりざっくり考えるのがコツ。

  • サーバーやドメインをどうするのか(システム)
  • 日々の更新をどうするのか(コンテンツ)
    ※ここではSEOやマーケティングもここに含めます
  • どうやって収益化するのか(マネタイズ)

ブログを公開するためのシステムがあり、更新するコンテンツがあり、マネタイズがあったらメディア事業が完成しますね。

考えれば「当たり前だろ!」と思うようなことですが、しっかりとゲシュタルトを作るためにはこういう考え方が重要です。

大きなゲシュタルトに肉付けをしていく

次にそれぞれの要素について深く考えていきます。

大きな木を立てて、そこに枝や葉っぱを付けていくイメージといえばわかりやすいでしょうか。

マインドマップを作るのもとても有効です。

サーバーやドメインをどうするのか?(システム)

ブログを始めるためにはサーバーやドメインがないと始まらないですよね。

ここでやっと「ワードプレスかはてなブログか?」「レンタルサーバーやドメインはどこが良いのか」のような論点が出てきます。

はてなブログやアメブロのようなブログサイトを使うと、全てをやってくれますが自由が効きません。

サーバーを借りてワードプレスを入れると自分で色々設定しないといけないですが、自由に作れます。

将来的にマネタイズをしたり、自分の世界観を表現したいのであれば後者をおすすめします。

そうして、さらに要素を分解すると「サーバー」「ドメイン」「ワードプレスの設定(テーマ含む)」の3つがあれば大丈夫ですね。

例えばいまご覧頂いているライフデザインラボの場合は

  • サーバー:エックスサーバー
  • ドメイン:お名前.com
  • ワードプレスのテーマ:DIVER

を利用しています。

この3つを決め(契約・購入)れば、ブログのシステムができることがわかりましたね。

日々の更新をどうするのか(コンテンツ)

次はコンテンツについて考えていきましょう。

コンテンツは「何を書くか」「どう伝えるか」という要素があると思います。

とっても奥深い領域なので、この記事ではゲシュタルトが分かる程度の解説をしていきます。

 

まず、何を書くか。

書く内容が決まらないとか、何を書けばいいのかわからないなどありますが、個人的にはブロガーとしては家族や周りの友人に伝えたいこと、教えてあげたいことを書けばいいのかなと思います。

文章のテクニックもいろいろありますが最初は気にせずにとりあえず数を重ねていき、自分でスマホやタブレットから読んでみては読みやすいようにしていくのが王道です。

SEOのテクニックもいろいろ言われていますが、最初は基本を押さえておけば大丈夫。

あとは慣れてきたら少しづつ気になる分野を知っていけばいいのです。

このゲシュタルト(全体像)を先に作っておいてから、個別の内容を深めていくと今どこに力を入れるべきかがわかるのです。

どうやって収益化するのか(マネタイズ)

趣味のブログであればシステムとコンテンツがあれば完成なのですが、ブログで稼ごうと思ったらマネタイズを考えますよね。

ブログやウェブサイトでのマネタイズには以下のようなものがあります。

  • グーグルアドセンス
  • アフィリエイト
  • 純広告
  • 物販(情報商材含む)

アドセンスは一クリック数十円の広告を自動で配信してくれるもので、収益はページビューにだいたい比例する広告です。審査が通るかどうか、という記事もありますが実はそこまで難しくはありません。アクセス数が少ない段階では売り上げも少ないので、月5000PVを超えたあたりで申請するようにしています。10万PVを超えてくると、結構いい金額になります。

アフィリエイトは特定の商品を紹介することで紹介料をもらうタイプの広告。このブログでも楽天やアマゾンの商品を紹介しています。集客キーワードと商品がマッチして、紹介単価が高ければ少ないPVでも大きな売り上げを上げることができますが、そんなに簡単ではないのも事実。

純広告はバナー1枠いくら、という広告です。最近はブログスポンサーのような形で募集しているのもよくみかけます。営業できるのであれば、かなりの収益を上げることができます。私が運営していたメディアも、一時期は売り上げの大半がバナー広告でした。

今私が一番うまくいっているのが、物販。とあるキーワードでかなりアクセスが来ていることに気づいてから始めました。最初はアフィリエイトをしようとそのサービスがある業者を一軒一軒営業していったのですが、あまり良い案件が取れませんでした。その後、あれ、これ自分でもできるんじゃないか?と思い、パートナーを見つけて自社でサービスを販売するようにしたら大成功。今も毎月数十万円の売り上げをもたらしてくれています。

ブログで稼ぐ!からは外れるかもしれませんが、ブログコンサル、サロン、情報商材などを売っていくのも可能性としてはありますよね。

このようにマネタイズもどんなものがあるのかの全体を知ってから、アドセンスやアフィリエイトについて深めていくことを始めるのがおすすめです。

稼ぎ方はそれだけじゃない、と考えて物販を始めてから私の売り上げは一気に上がりました。

私が月15万PVのメディアを作ったときの例

今も運営している15万PVのメディアを立ち上げて、育てていったときの話をします。

まず、システムがないとどうしようもないため、ドメインをお名前.comで取得して、レンタルサーバーのエックスサーバーを契約しました。

ワードプレスの設定をして、テーマは無料のもので始めました。ウェブサイトのブランディングを考えるとテーマは独自のものを開発したほうが良いのは間違いないのですが、もっとアクセスが集まってからでも遅くないと考えたからです。

その後、毎日5記事ほどをひたすらアップしていきました。今思えば文字数も少ないしSEOの基本もできていないような記事を量産しましたが、アクセス数は着実に上がっていき、1年後には月PVが7万まで上がりました。

月5000PVを超えたあたりでアドセンスを申請し、広告を始めて、徐々にアクセスが集まっているページにアフィリエイトを張っていきました。

その後、記事をひたすらリライトしていきます。

逆に言えば、SEOの知識を使ったのはメディアを作り始めてから1年がたってからでした。もう少し早くてもよかったと思いますが、最初はひたすら記事数を書かないとどうしようもないのが事実です。

それと同時にデザインもデザイナーに依頼して独自のテーマに変えました。

そろそろウェブサイトとしてのブランディングをしていこうと考えたからです。

ある程度ウェブサイトが小さな業界内で有名になってきたところで広告の営業を始めてバナー広告を始めて、売り上げを一気に一桁増やしました。

これも全体像を最初にイメージしてから、正しい順番で必要なことだけを取り組んだ結果うまくいったのだと思います。ちなみに、同じ考え方でほかのメディアも立ち上げ、今順調に成長しています。

この話はいつかもっと深く書いていきたいのですが、今回はゲシュタルトの話なのでこのあたりにしておきます。

資格試験を最短で合格する方法

実は巷で難関と言われているいくつかの資格を持っています。

サラリーマン時代に給料が上がらないのに絶望し、普段の仕事に刺激を感じられなかったため資格をどんどん受けて資格と奨励金を稼いでいたのですが、そのときにもこの考え方が役立ちました。

まず、ゲシュタルトを作る

資格試験を受けると決めたら、まずは試験問題を一読します。

そして、次に参考書を買ってきて頭からお尻までざっくりと一読します。

途中でわからないことがあっても時間をかけすぎずに、まずは一周読み切ることを優先します。

「試験問題を見る」「参考書を一通り流し読みする」これでその試験に対するゲシュタルトを作ることができます。

さらにインターネットなどで皆がつまずいている場所を探して、それを知っておくとさらにゲシュタルトが強くなります。

つまずいている場所は「時間がなくなる」「(似たような言葉があり)暗記が大変」のどちらかのことが多いです。

必要な「知識」と「テクニック」を理解する

試験の全体像がぼんやりつかめてきたところで、どんな知識とテクニックが必要かを理解します。

知識でいえば、参考書を一読したのでどのくらい覚えなければいけないのかがなんとなく理解できているはずです。

「既に知っていること」「全く知らないこと」「読んでも理解できないこと」の3種類がだいたいどのくらいあるのかをざっくりイメージできたら最高です。

 

テクニックは、論文試験がある一部の難関資格や、試験に癖があるTOEIC試験、時間制限が厳しい試験などの場合は習得必須です。

テクニックなんて邪道だ、テクニックは最後にやればいい、と思っている方がいれば、それは試験に合格するという目的からはかなり外れた考え方です。

テクニックというのは、いわば武器のこと。

バットを持たずにひたすら素振りの形を練習していて最後にバットを持ってもうまく触れないですよね。

テクニックは、最初から使っていかなければなりません。

 

これは本屋さんで参考書を複数立ち読みするのが一番効果が高いと思っています。

試験テクニックには合うものと合わないものがあります。

どんなテクニックがあり、どれが自分が使えそうなのかを判断して、これだ!と思ったものは購入しておきましょう。

いよいよ、勉強開始

今までのところで、

「試験の全体像」、合格に必要な「知識」と「テクニック」を知ることができました。

これで、やっと勉強を始めていきます。

知識とテクニックも習得するために必要な事を考えて、1つづつ着実に身に着けていけば大丈夫。

目的地がわかっていれば歩くのも辛くないのと同じで、合格までの道がわかっていれば勉強もそこまで辛くなくなるはずです。

私がTOEICを受けたときの例

ちょっと昔の話ですがTOEIC試験を受けた際は、ゲシュタルトを作った際に私に必要なのは「時短のためのテクニック」と「知らない単語の暗記」だということに気づきました。

TOEICで出題される文法についてはテクニックで溶けるものが多数あり、それ以外についてはだいたい理解していたのです。

そのため、通勤時間にキクタンをひたすら聞いて、テクニックを覚えては模擬問題で使う練習をしていました。

もし参考書を最初から順番に全て本気で取り組んでいたとおもうとそこまで点数も伸びなかったと思うのですが、試験の全体像を知り、自分が必要な要素に絞って勉強したところ半年で900点を取ることができました。

 

資格試験メソッドとして、参考書は2周しろ!とか、まずは暗記!色々なものがいわれています。

それは全てこのゲシュタルトを作ったあとでの方法論にほかなりません。

ゲシュタルトを作ってから、自分に必要なものだけを取り入れることで色々迷うこともなくなります。

全体は部分の総和よりも大きい

ゲシュタルト心理学の考え方で「全体は部分の総和よりも大きい」という考え方があります。

福笑いをイメージしてみてください。

顔のパーツ、目のパーツ、花のパーツ、口のパーツ。

それぞれの部分を一つ一つ見たときの印象と、その全てのパーツがきれいに並べられたものを見たときの印象って全然違いますよね。

 

なので、一つ一つの要素を細かく知るよりも、ざっくりで構わないので全体像を把握することで私たちの脳はゴールをイメージして、そこに向かうことができるようになるのです。

逆に言えば、全体像(ゲシュタルト)を把握しないまま動き出しても、それがきちんと調和する形で進むかどうかはわからない、となってしまうのです。

ロジックで考えるどちらも変わらないように思うのですが、冒頭に書いた「行きと帰りで距離が全然違うように思える」話を思い出してみてください。私たちの脳は錯覚を起こしやすいため、良い方向に錯覚を起こさせるためにまずゲシュタルトを作るのです。

こちらの記事にも書きましたが、ゴールを明確にイメージすればするほど、成功の確率が上がるということが最近の研究で明らかになっています。

 

また、人間の脳は抜けているところがあると頑張って補おうとする性質を持っています。

そのため、ゲシュタルトを一度作ると、何が必要なのかをどんどん考えるようになるため、結果としてうまくいくという良い副作用もあります。

全体と部分を行ったり来たりしながら思考を組み立てられるようになると強いですよ。

何事もゲシュタルトを作ろう!

人間の脳は錯覚を起こしやすいので、それをうまく使っていくと様々なことが楽になります。

何かを始めるときはゲシュタルトを作る癖をつける、それだけで一気に生産性が上がると感じています。

ゲシュタルト思考を身につけて、仕事や人生を楽にしていきませんか。

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