自分の価値観で生きることは、自分の人生を選んでいくためにMUSTな考え方です。
私たちはしらずしらずの間に他人の価値観や誰かの基準で物事を判断してしまっているものです。
しかし、そのままでは誰かのためにお金や時間という貴重な自分の資源を使っているのです。
自分の価値観で生きることの重要性はわかったけど、どうしたら良いんだろう??
という人に向けて、3つのステップでどう変わっていけばよいのかをお伝えします。
この5つのステップをすべて達成した頃には、かなり自分の価値観で生きている状態に近づいているはずです。
サクッと読める目次
他人の価値観に生きるとはどんな状態なのかを知る
そもそも、他人の価値観に生きるとはどういう状態なのでしょうか。
「いやいや、わざわざ他人の価値観で考えるなんてことはしてないよ。自分の価値観で決めているよ。」
という声も聞こえてきそうですが、そう言わず読み進めてください。
例えば、こんな事を考えたことはありませんか?
- 年に1回くらいは海外旅行にいくものだ
- 隣の家よりも安い車は格好悪い
- ビジネスマンたるもの、時計や靴は良いものをつけたい
- ママ友の中でも華やかなファッションをしていたい
- サブスクは便利で誰しもが入ったほうが良い
- クリスマスには豪華なディナーを食べるものだ
どうでしょうか。
このように、例を挙げればいくらでも挙げられるのですが、これらは誰かによって植え付けられた価値観かもしれません。
例えば、私は新卒社会人だった頃には30歳になる前にはタグ・ホイヤーの腕時計がほしいと思っていました。
できるビジネスマンとして時計にはこだわるものだと、いつの間にか刷り込まれていたんですよね。
今もタグ・ホイヤーはかっこいいと思いますが、でもその出費をするなら他の使い方をしようと思うようになりました。
その他にも「みんなやってるから」「便利だとみんなが言っているから」という理由でお金を使っているものはないでしょうか。
それが「他人の価値観に生きる」ということです。
もちろん、あなたがものすごく時計が好きで、趣味の費用として認識した上で、「他の使い方ではなく」その出費を選んでいるのであれば自分の価値観で決めていると言えるでしょう。
しかし、表面的にはそう思っているものでも、よくよく考えていくと実はそうではないものってたくさんあるんです。
こちらも合わせて読んで頂けると、理解が深まると思います。
各企業はマーケティングのプロですし、ブロガーはアフィリエイト広告をどうやって買わせるかを考えて記事を書いています。
あなたが本当は別にいらないと思うようなことでも、自分の意志で必要だと思い込ませるために切磋琢磨しているのです。
それって本当に必要?自分にとって重要?
という観点で振り返る癖をつけることで、自分の価値観で生きることに繋がります。
最近のお金や時間の使い方を振り返って考えてみよう
他人の価値観に生きるとはどのような状態なのかを説明しましたが、まだピンと来ていない人が多いと思います。
自分の価値観で選んで生きていると思っていることが、実はそうではなかったということがわかるようなワークをしていきましょう。
ワークと言っても、考え方をお伝えするだけなので肩肘張らずに読んでもらえればと思います。
お金の使い方を振り返って考えてみよう
まず、最近のお金の使い方を振り返って考えてみましょう。
直近1ヶ月ほどで大きな出費をしたものを思い出してください。
(思い出せない場合は、記録をつける癖をつけて、1ヶ月後にまたこのページを開いてください)
ざっくり「これと、あれかなー」というような形でも構いません。
各項目の金額と内容をとりあえず書き出してみましょう。
その後に、こう考えてみてください。
- 出費をした直後、どのくらい幸せを感じたかどうか(直後の幸せ)
- しばらくたった今、どのくらい幸せを感じているかどうか(今の幸せ)
- その出費はこれから先どのくらい幸せを与えてくれそうかどうか(未来の幸せ)
それぞれの項目について、"より安価な選択肢と比較したとして"という視点も入れられるとベターです。
例えば、こんな感じになると思います。
大きな出費の内容 | 直後の幸せ | 今の幸せ | 未来の幸せ |
スマホを買い替えた。 3万円 | 新しく、きれいなスマホでとても幸せになった | 今までのスマホよりも動作が早く、ストレスがないので幸せ | 古いスマホのままだったらストレスが多かっただろうから、幸せ |
車を買い替えた。 300万円 | かっこいいし乗り心地も良いし幸せ | 別に前の車と変わらないかもしれない | 買い換えなくても変わらなかったかもしれない |
アフタヌーンティーを食べた。 6千円 | 幸せだった。 | 別に幸せは感じていない | 幸せは感じなさそう。 |
大事な人と高級ディナーを食べた。 3万円 | 幸せだった | あの時のことを思い出すたびに幸せな気分になれる でも、もう少し安いところでも自分も相手も幸せだったかもしれない。 | その人との関係が強固になったので、幸せが続くと思う。 でも、もう少し安いところでも自分も相手も幸せだったかもしれない。 |
パーティーに出席した 1万円 | 別に楽しくもなかった | 別に幸せは感じていない | 別に幸せは感じていない |
これはあくまでも一例ですし、それぞれの評価は個々人の価値観によって大きく変わってくると思います。
この表を作ったら「その出費は自分にとって必要だったのか」「その金額を他の使い方をしたらもっと幸せになれたかどうか」という視点で考えてみてください。
せっかく同じ金額を使うのであれば、一瞬の幸せではなくて、長期的に幸せを感じられるような使い方をしたいですよね。
でも、未来が幸せになっていないから、ダメです。というような短絡的な考え方ではなく、表に書かれた文章を見ながら一つ一つ考えてみましょう。
どうでしょうか。
意外にも自分の長期的な幸せに直結していないお金の使い方をしている人は多いような印象です。
今は高額出費について考えていきましたが、同じように毎月払っている出費についてもやってみると良いでしょう。
アマゾンやネットフリックス、勉強会の年会費、などなど金額は小さくても定期的に払っているものは確認しておきたいですね。
自分の幸せにつながっていない項目がいくつかあった!という方、おめでとうございます。
それを認識できたということは、自分の価値観に従って選んでいけそうですね!
その項目も自分の幸せにつながっていた!という方、おめでとうございます。
自分の価値観に従って生きているといういことでしょう。
ただ、それでもなんだか今幸せではない、という場合は他人の価値観に染まっていることに気づいていないだけかもしれません。
そういう場合は、下で紹介する考え方も参考に定期的に振り返ってみると1年くらいでかなり変わってくると思います。
時間の使い方を振り返って考えてみよう
今までお金について振り返りをしていきましたが、次は時間について同じように振り返っていきましょう。
自分が多くの時間をかけているものや、短くても定期的に時間を使っているものを同じように以下の視点で振り返ってみます。
- その直後、どのくらい幸せを感じたかどうか(直後の幸せ)
- しばらくたった今、どのくらい幸せを感じているかどうか(今の幸せ)
- その時間はこれから先どのくらい幸せを与えてくれそうかどうか(未来の幸せ)
こちらも、それぞれの項目について、"より時短な選択肢と比較したとして"という視点も入れられるとベターです。
時間の使い方 | 直後の幸せ | 今の幸せ | 未来の幸せ |
土日ずっと寝ていたりダラダラ過ごしていた 2日間 | 疲れていたので幸せを感じていた | やりたかったことが終わっていなくて、あまり幸せではない | 疲れは取れた分は幸せである。 が、もっと短時間でできたかもしれない |
◯◯のライブに行った 移動時間を含めて5時間 | 最高に幸せだった | 思い出すだけで幸せ | ◯◯と同じ時間を過ごせたというのはいつまで経っても幸せ |
週末コーヒーショップでゆっくり読書をした 6時間 | 幸せだった | 読みたかった本も読めて、幸せ | 精神的な疲れも取れて、仕事に関連する知識も得られた。という両面から未来の幸せも増えたと思う |
週末は子供と過ごした | 幸せだった | やりたかったことができなかったので、半々くらい | 親子の関係が強くなったので間違いなく幸せにつながる |
例えば、こんな感じでしょうか。
こちらもあくまでも一例ですが、あなた自身の表を作る際の参考にしてもらえればと思います。
もちろん、ここに仕事を入れていっても良いかもしれないですね。
これも、長期的な幸せにつながる時間がながければ長いほど、あなたの幸福度はどんどん高まっていくでしょう。
表を作ったあとに「それでもこの活動は好きなんだ!」と思うものは続ければよいですし、「あれ、この時間は別の使い方をしたほうが良かったな」と思うのであれば、時間の使い方を変えていきましょう。
この振り返りは定期的に実施してほしい
お金と時間という2つの視点から、使い方を振り返ってみましたがどうでしょうか。
まだやってないよ、という方は是非この記事を読んだらすぐにやってみてください。
10分もあればできますし、かなりしっかりやっても30分くらいあれば十分です。
どちらも、定期的に繰り返すことでより自分自身が大事にしているコト・モノのために時間やお金を使えるようになるはずです。
◯◯するのが普通、とかいう価値観でやっているのであれば、それは自分の価値観で決めていることにはなりません。
やればやるほど自分の価値観で生きることに繋がっていきます。
是非何度も何度も繰り返してほしいと思います。
ちなみに、やってみた感想など、LINEやメールを頂けると嬉しいです!
誘惑にNOと言えるようになろう
お金と時間の振り返りワークを通じて、自分にとって重要なものと、そうではないものがわかってきたはずです。
そうなれば、自分にとって重要ではないものを減らしていくだけですね。
そのためには、誘惑や誘いに対してNOと言えるようになっていくことが大事になります。
NOを言うことが苦手だという人は、まずは言いやすいところからNOを言っていくようにしてみてください。
友人からの誘いはなかなか断りにくいという方でも、
「お食事と一緒にポテトはいかがですか?」
「こちらの新商品もご一緒にいかがですか?」
のような場面は、比較的NOを言いやすいのではないでしょうか。
急にかかってくる電話の営業、訪問販売などもなんとなく聞くのではなく「要らないです」と表明をするなど、
自分の意志を表明する練習をしていく事が大事になってくると思います。
それを続けていくと、いつの間にか友人から誘われた誘いに対しても、行きたくない場合は「私は行かないです」と自分の意志で言えるようになります。
もしそれを続けていた場合に疎遠になってしまう人がいるとしたら、そもそもの価値観が合わないのです。
価値観が合わない人に対して、合わないと思ってでも一緒にいるのか、離れていくのかは個人の選択です。
しかし、毎回誘いを断ったからといって、すぐに疎遠になるような関係はどうせ長く続かないというのが私の今までの人生を振り返った感想です。
どこかで繋がって、お互いの価値観が合うところを一緒に見つけて、付き合っていけるものだと思います。
自分の価値観に従って過ごしていけば、そういう仲間も増えていくはずです。
NOというのと同じくらい、やりたい!という意思を表明することも重要です。
どちらも自分の意志を明確に相手に伝えるということですね。
これは言いやすいところから練習をしていくことで、できるようになっていくものだと思います。
あえて「ダイエットなので3ヶ月間禁酒します」と極端な目標を作って、3ヶ月間飲み会をすべて断ってみる、というのも良いチャレンジでしょう。
3ヶ月たったあとには、心が乗らない誘いに断れる人になっていると思います。
ちなみに、私は1年間禁酒を実際にやってみて、いろいろな誘いに断れるようになりました。
自分の価値観に従って生きるための3つのステップまとめ
今回は自分の価値観に従って生きるための3つのステップをお伝えしました。
そのステップとは、
- 他人の価値観に生きているという状態を知る
- お金と時間の使い方を振り返る
- 自分の意志を表明できるようになる
というものでした。
いま自分の価値観で生きているよ!と思っている人も是非振り返りのワークをやってみてください。
そして、定期的にそのワークをやっていくことで、より「自分の人生を生きる」事ができるようになっていくはずです。
私自身も、定期的に振り返るようにしています。
自分の価値観で生きるようになってくると、自分にとって本当に大事なものだけにお金や時間を使うようになるので、
- 同じお金や時間を使っても、より幸せを感じることができる
- お金や時間が余り、やりたかったことをもっと実現できる
という2つの効果が出てきます。
そうなると、幸せになりそうな気がしてきますよね!
この記事が良かった!と思って頂けるのであれば、他の記事もとても参考になると思います。
こちらもあわせて読んで頂けると、望ましい生き方に近づくはずです!