成功者の話を色々と調べていると、ある共通点に気づきます。
一つは自らの道を自ら選択しているということ。
決して「会社が配属を決めた」だとか、「皆が良いと言っていたから」などではなく、
自分の意志で自分の方向性を決めています。
そして、重要なのがもう一つあり、それは、
降ってきたチャンスをしっかりと認識して、モノにしているということです。
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プランドハップンスタンスセオリーという考え方
日本語では「計画された偶発性理論」と呼ばれるこの理論。
スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ教授によって考え出されました。
普通に読むと「計画」された「偶発性」と、意味不明なのですが、読めば納得するはずです。
偶発性を生み出すための計画
その、偶発性を生み出す計画というのはどのようなものなのか、
とてもわかりやすい話に置き換えてお話します。
海外で就職したいAさんとBさんがいるとします。
Aさんは会社が終わると英会話スクールに直行して、英語を日々勉強しています。
Bさんは、いろいろな交流会に顔を出して、海外に働きたいと日々話をしています。
さて、どちらが「偶然のチャンス」を手に入れるでしょう。
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この話では、Bさんが海外赴任というチャンスを手に入れました。
ある日、いつものように異業種交流会で自分の周りにはいないような人たちに混ざって、海外で働きたいという話をした時でした。
隣りにいたベンチャー企業の幹部が
「あ、うち、海外拠点作ろうとしているんだけど、話聞きに来ない?」
と一言。もちろん、即答で「明日行きます!」と応えるBさん。
翌日、そのベンチャー企業の社長と飲みに行き、意気投合して、拠点設立の仕事をすることになりました。
実は偶然半年前に旅行で訪れた国が進出先で、Bさんは詳しいと思ってもらえたのでした。
ここでBさんが手に入れたチャンスは、
「交流会で偶然隣に海外進出を考えている会社の経営幹部がいた」
「その社長と意気投合した」
「偶然半年前に旅行で訪れていた」
という偶然が重なったもの。
そんなチャンス、なかなかやって来ないよ、と言っている方、Aさんのような努力をしていませんか?
つまり、
チャンスが来るような努力を計画的に行う
ことで、チャンスがやってくるんだよというのが、プランドハップンスタンスの意味するところなのです。
そのチャンスを認識するための日々の積み重ね
頑張っているのにそんなチャンスがまわってこない、という方。
実は、そのチャンスを気づかず素通りしているだけかもしれません。
もちろん、周囲の人からある一定の評価を得ていたり、
いろいろな可能性に対して努力を続けなければそもそもチャンスはやって来ません。
しかし、その機会を機会として認識するためには、
自分自身の方向性がしっかりと定まっており、そのチャンスをモノに出来るだけのステージに立っている
ということが大事になってきます。
チャンスは一瞬で通り過ぎていきます。
例えば、さきほどのBさんの話で言えば、その交流会には
「そうなんですかー(俺も転職活動頑張ろう)」
「そうなんですかー(俺にはちょっと無理かな)」
「そうなんですかー(行く人羨ましいなぁ)」
と考えて、その話をスルーしてしまうと、10秒後には別の話題に移っているでしょう。
その後、急に思い出してその人に連絡してみても「もう人が決まってオフィスも借りたよ」という答えが帰ってくるに違いありません。
色々と頑張っていれば、必ずチャンスが来ます。
来るように、なっているのです。
しかし、そのチャンスをチャンスと認識して、自分のものにするためには、日々の努力が欠かせません。
人生のチャンスは逃すとなかなか巡ってこない
しかも、チャンスを逃すと、何故か同じようなチャンスは巡ってこないのです。
「一度逃した魚は大きい」ということわざのとおりです。
もちろん、5年、10年というスパンではチャンスが来るでしょう。
でも、1週間後、1ヶ月には来ないのです。
一度チャンスを逃してしまうと、しばらくは同じ生活を続けることになってしまうのです。
チャンスにすぐに飛びつけるように努力をすることは、チャンスが回ってきて、それをチャンスと認識するために必要なこと。
そして、そのチャンスをものにするためにもう一つ大事なことがあります。
今が変わることを恐れない
それは、人は今を変えたくないということ。
新しいステージに上がったあなたは、きっと今までの友人とは全く違う友人関係を築くはずです。
つまり、今の友人と離れる、住み慣れた街を離れる、などの思考が邪魔をしてしまうのです。
でも、考えてみてください。
ステージが変われば、付き合う人が変わるのは当たり前なのです。
そして、それは間違いなく、あなたにとって良いことなのです。
さらにいうと、本当に続く交友関係はステージが変わっても続きます。
チャンスは一瞬で消えていきます。
流れ星に願い事を言うことだって、
すぐに数秒で願いを言える形にして、ずっと空を眺めているから、星に願いをかけられるのです。
だから、叶うのです。
あなたは、それを掴みますか?それとも、、、、?