一番簡単な人生計画のたて方「3年計画」でキャリア目標設定を始めよう

最近新卒で海外就職をした方のキャリア相談を受けました。

その中で、考え方として「人生を3年単位で計画する」ということを話してきました。

キャリアの目標と聞くと、作るのが難しそうなイメージがあるかもしれませんが、この3年ごとに区切っていく考え方は基本であり、とても使いやすいので是非使ってみてください。

3年後なら目標を作りやすく、意味がある

なぜ3年後なのか?

というところですが、これは「目標の作りやすさ」と「意味のある期間」という2つの要素の落とし所が3年になるのかなと思っています。

 

目標は、短期のほうが作りやすいものです。

来月の目標、半年後の目標、1年後の目標。当然、期間が短いほうが今の自分の延長線上として、イメージしやすいですよね。

しかし、10年後のなりたい姿に向かって1ヶ月後の目標を積み重ねていくのはとても大変ですし、まっすぐに歩いていくことが困難です。

 

逆に、未来に向かって歩いていくという視点では、長期のほうが夢を描きやすいはずです。

来月までにこれを達成する!よりも、来年までにこれを達成する!のほうが色々と可能性をふくらませることができるはずです。

 

もちろん、長期、中期、短期と様々なレベルで目標をつくったほうが良いのは間違いないのですが、

まずは3年単位の目標を作ることがキャリアを考える上では大事だと考えています。

「3年計画」を立ててみよう

あなたがもし学生だとすると、3年計画は卒業からの3年間と考えてみてください。

あなたが既に働いている場合は、今の仕事・役職・業務などを始めたときから3年間と考えてみてください。もし、3年以上同じ仕事をしている場合は、今から3年間で何をするかを考えてみてください。

 

もちろん、10年後などより長期の目標がある方は、その目標から逆算する形で3年計画を作ってもOKです。

目標から逆算する3年後のあるべき姿と、今を積み上げていく3年後に達成できる姿を磨り合わせていくことが大事です。

 

長期の目標はまだ決まっていない、という方は、3年後にどこまで行きたいかをイメージしてみましょう。

3歳年上の先輩をイメージしたり、その後のステージでやりたいことをイメージしたり、自由に色々考えてみましょう。

 

もし将来転職したいと考えているのであれば、「転職に成功するような経験を積む」ための3年間にするのも良いでしょう。

 

どんな目標がいいのかというと、

この目標になら3年を捧げられる!

というのが「良い目標」の目安だと考えてみてください。

なかなか見つからない、という場合は自分の興味、憧れ、ライバル、など色々と書き出してみるのがオススメ。

この、自分が3年間コミットできる目標を考え抜いて、決めてください。

「3年間を必死に頑張る」という経験は、実は多くの方ができていない経験であり、これをやり抜いたあなたはとても強くなっているはず。

「3年計画」の途中で計画を変更する時は?

しかし、計画通りにいかないのが人生。

  • 1年間必死に頑張っても、あと2年で到達できそうもない・・・。
  • 何らかの事情で続けることができなくなってしまった
  • 他にもっと目指したいものを見つけてしまた

ということが3年間の間に起きることもあるでしょう。

 

そんな時は、3年計画として一度立てた目標を修正する方法と、一旦リセットしてそこからの3年計画を立てる方法の2つがあります。

一度立てた目標を修正する方法

このままだと、3年後に目指していた目標に到達できない・・・・。

そんな時にこの方法を使います。

 

目標がどうしても達成できない、その場合残りの期間でどこまで到達できるのかを考えて、新しい目標にしていきます。

目標のレベルを下げるのは誰にだって辛いことでしょう。

しかし、達成不可能なものを目標としていても全く意味はないため、達成可能なものに変えていきます。

 

もちろん、その「3年計画」が終わった後は、また新しい3年計画を立てていきます。

そのときまでにしっかりと意味のある3年間を過ごし、新しい目標に向かって進んでいきましょう。

一旦リセットして新しい3年計画を立てる方法

こちらはよりポジティブな目標変更の場合で、もっとやりたいことができた場合や、3年経たないうちに目標を達成してしまった場合には新しい計画が必要です。

いろいろなことを経験していく上で、全くやりたいことが変わってしまう方もいるでしょう。

そんな時に、昔のやりたいことに向かっている目標を追い続ける必要はありません。

 

ポイントは、計画を変えなかったときに比べて、もともとの3年計画終了時点で望ましい未来になっていること。

このポイントがずれている場合は新しい目標を立てるのではなく、もともとの目標に向かって頑張るか、目標を修正することを選んたほうが得策です。

もともとの3年計画が終わっていなくても、今の時点からの3年計画を作りましょう。

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まとめ

人生の目標の建て方は様々な方法があり、そのどれもが正しいと思っています。

その中でも、一番簡単な考え方として「3年計画」というものをご紹介しました。

より長期の考え方や、より短期の考え方とうまく組み合わせて使ってもらえると、より理想の未来を現実的に叶えていくことができると思います。

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