陸マイラーである翔が彼女をデートに連れて行く豪華海外デート編が始まります。このストーリーを読めば、陸マイラーのベネフィットが翔と梢のデートを通じて見えてくるはずです。
梢:2歳上の翔の彼女でしっかり者。
東京駅からデートに出発
今日は待ちに待った海外デートの日。陸マイラー翔はこの日のためにマイルやポイントを貯めて、豪華海外旅行に彼女の梢と一緒に行くことにしたのだった。梢は海外旅行が大好きなのだが、普段はLCCを使って安宿に泊まるばかりだったので、翔の言う「豪華旅行」がどんなものなのかと今日の日をとても楽しみにしていた。
しっかし、梢のやつ遅いなぁ。ちょっと遅れるってLINEがあったけど、そろそろバスに乗る時間だよ。と東京駅八重洲口で翔は梢を待っている。
「ごめーん、翔ちゃんおまたせ!」と明るい声が響く。
翔が振り返ると、そこには大きなスーツケースを2個も転がした梢の姿があった。
「ごめんごめん、荷物運んでたら電車乗り遅れちゃって・・・」
と謝りながら、翔のもとに歩いてくる。急ごうとしているのだが、大きな荷物を運ぶのに必死でゆっくりゆっくりとしか進めない。それを見かねてか、翔は梢のもとに駆け出す。
「おいおい、流石に荷物多すぎないか??」それもそうだろう、2泊3日の旅行とは思えない量の荷物だ。梢は何事もしっかりと準備しないと気がすまないタイプだから、ある程度想定していたが、それにしてもでかい。「片方俺が持つから、急ごう!」とバス乗り場へと急ぐ。
それにしても、、今日の梢はきれいだな。と翔は思ったが、気恥ずかしくて声には出さなかった。せっかくの翔が企画してくれた海外デートとあって、梢はこの日のために新しい服を買っていたのだった。ちょっとは気づいてくれてもいいのに・・・、と不満げな梢。
「あれ、しょうちゃん荷物は??」梢は翔が何も荷物を持っていないことに気づいた。「俺の荷物は、空港まで送ってあるんだ」と返す翔。「SPGアメックスのおかげで、無料で空港まで送れるんだよ」と笑顔で返す。
翔と梢が利用したバスは「ザ・アクセス成田」。予約をせずに並べばバスに乗ることができるのが、並ばずにスムーズに乗れるようにと翔は予約をしておいたのだった。
【成田空港行きバス停】
「すみません、予約していた翔です。」と、スマートフォンで予約メールを見せる。「はい、お二人様、荷物も2つね」と係員が荷物を預かる。「どちらのターミナル?」「ターミナル1です」「はい、こちら引換券」と、翔は乗り慣れた様子だ。梢が荷物を多めに持ってきたが、翔は荷物を送っていたため問題なかった。とはいえ、さすがに大きなスーツケースを2個も持ってくるとは思っていなかったが。「これ、運転手に渡してください」と乗車券と受け取り、二人は成田空港行きのバスへの乗り込んだ。
「このバスは、成田空港行きです。高速道路を走行しますので、シートベルトをご着用ください・・・」というバスのアナウンスと共にバスは東京駅を出て、首都高速道路を走り出した。
「しょうちゃん、今日は遅れてゴメンね!間に合って、良かった。」と梢が謝る。「大丈夫。ところで、あの大量の荷物は何がはいってるの??」と翔。梢は「それは、ついてからの秘密です」と微笑むだけで、何度聞いても秘密としか教えてくれない。
「あれ、右の方きれいだねー!」と梢が窓の外を見る。「ディズニーランドだよ」と翔が返す。「5日、ディズニーも一緒に行きたいね」と続るのと同時に、陸マイラーとしてディズニーの活用法を考えてみたが、なかなか見当たらないな、帰ったら調べよう、と翔は考えていた。
「そういえば、ガイドブック買ってない!」と梢。「空港についたら、買いに行ってもいいかな?あと、ご飯は食べないできて、って言うから食べてないけど、お腹空いたよ。。空港ついたら食べようね」と言葉を続ける。「そうだね、空港には早めに着くようにしているから、ガイドブック買ってから、ご飯食べようか」「うん!」そうして、バスは成田空港へと東関東自動車道を進んでいく。
しばらくして、バスは成田空港第1ターミナル15番バス停へと到着。空港特有の雰囲気に翔も梢もテンションが上がる。
成田空港では優先レーンを進む
空港の出発カウンターで事前に送っておいたスーツケースを受け取ると、「荷物も多いし、まずにチェックインしちゃおっか」と翔。
しかし、目の前の大行列を見て「さ、先に御飯食べない?」と梢。翔は人の並んでいないカウンターを指さして「大丈夫、俺らはこっちだから」と梢を連れて行く。
そう、今回の旅行はビジネスクラスで行く旅行だから、もちろんビジネスクラス専用カウンターで並ばずにチェックインできるのだ。翔の場合はSFCを持っているから常にこっちのカウンターを使っていることもあって、慣れた様子でビジネスクラスカウンターへと歩いていく。
係員「ビジネスクラスのご利用ですか?では、あちらのカウンターにどうぞ」とさっきの行列を横目にカウンターに進む二人。梢はビジネスクラスのカウンターに入ったこともなければ、どんな人がこちらに来るのかも知らなかったのでおどろいた様子で翔について行った。チェックインも終わり、荷物がなくなったところで「じゃ、ガイドブック買ってからラウンジ行こ」と翔。「ラウンジ・・・って、なに?」と答える梢。「ラウンジっていうのは、ビジネスクラス利用者か、航空会社の上級会員だけが入れる場所で、食事も食べ放題、飲み物者も放題なんだよ」と得意げに答える翔。梢はまだよくわかっていなかったが、お腹が空いていたので食事があるならいいか、と同意した。
すぐ近くにあったツタヤでガイドブックを無事に購入して、【プライオリティレーン】と書かれた窓際の端っこにあるレーンを通る二人。「こんなとこ、私通ったことないよ」という梢に、翔はまた得意げに答える。「ここも、ビジネスクラス利用者か、上級会員だけが通れるレーンなんだよ。上級会員なら、空港で並ぶことはないのさ」
翔の言うとおりで、二人は空港についてからものの15分という時間でガイドブックを買い、出国を済ませることができた。「せっかくだから、免税ショッピングしちゃおうかなー!」という梢に呆れた顔で翔は「まだ荷物増やす気なの?とりあえず、ご飯行こうぜ」と答える。確かにお腹が空いていたんだった、と梢は思い出した。
それにしても、空港っていつもすごく並ばないといけないと思っていたけど、全然並ばないでここまで来れちゃうことってあるんだなー。私も、陸マイラーなってみようかな、と普段LCCを使うことの多い梢は思っていた。
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