ANAラウンジ

前回のあらすじ:溜まったマイルとポイントを使って彼女の梢を豪華海外旅行に招待した陸マイラー翔。成田空港についてものの15分で出国完了し、ラウンジへと向かう翔と梢。

「じゃ、まずはANAのラウンジに行こうか」と翔。まずは、ってなんだろう、と不思議な顔をしながらもついていく梢。翔は慣れた様子でANAラウンジへと歩いていく。ラウンジへと登るエスカレーターの上で、梢は妙にドキドキしていた。―ラウンジといえば限られたお金持ちしかいない世界だよね、ここに入れるなんて・・。でも、しょーちゃんはここに何回も入ってるってこと!?

「いらっしゃいませ」と搭乗券を提示して左側の部屋へと案内される二人。「うわー、広いねー!でも、人もいっぱいだね」と梢は言いながら、キョロキョロしている。「あ、ご飯あった!」と梢は食事のカウンターの方へと歩いていく。

「日本酒もいっぱいあるんだね!これ、居酒屋で頼むと500円位しちゃうんだよ!これ飲み放題なのすごいね!」とはしゃぐ梢。さっそく日本酒をグラスに注ぎ始めた。お酒が飲めない翔は隣で野菜ジュースを注ぐ。「あれ、でも、、、食べ物少ないね。ポテトと、スナック?」と梢が翔に話しかける。食べ物を楽しみにしていた梢はがっかりしたような顔つきだ。

「大丈夫!向こうのヌードルバーに行ってオーダーするんだよ」と翔が言うと、梢は将が指さした方向へと日本酒を持ったまま足早に行ってしまった。ヌードルバーの前で梢は「カレー!あ、あと、このきつねうどんも・・・あと、しょーちゃんに、とんこつラーメン!」と3つも頼んでいるところで翔が追いつき、やれやれ、という顔をした。

カレーとうどん、ラーメンを持ってやっと席につくなり、いただきまーす!とカレーを食べ始める梢。性も本当はカレーが食べたかったのだが、いつもラーメンばかり食べていると梢に思われているせいか、勝手にラーメンにされてしまう。まぁ、たまにはラーメンも悪くないな、と食べながら思うのであった。

カレーを食べるなり「私おかわり行ってくる!」と日本酒の2杯目をもらいに行く梢。翔はお酒が飲めるとラウンジの楽しさが増えるって本当なんだなぁ、としみじみ感じながら買ったばかりのガイドブックに手を伸ばす。本当はホテルステイがメインなんだけど、そのホテルの近くに何があるのかだけは読んでおこうと思ったらしい。

梢は妙に上機嫌で日本酒を2杯も持って帰り、「これ、おいしい~幸せ~」と言いながらグビグビと飲んでいる。ラウンジってのはもっと大人っぽく楽しむところだぞ、と言おうと思ったが幸せそうな梢を見てその言葉を飲み込んだ。ラウンジっていろいろな楽しみ方があっても良いのかもな。

「梢、実は成田空港にはこういうラウンジがあと2つあるんだ。せっかくだから、行ってみない?」と翔は持ちかける。梢はお腹いっぱいになったことだし、せっかくだから行ってみることにした。が、ラウンジを出るなり「ちょっと免税店もいろいろ見てみていい?」とショッピング熱が再興してきたのか、免税店の方に翔を連れて行く。ANAラウンジとユナイテッドラウンジの間にはnarita|nakamiseという日本国内でも最大規模の免税店モールがあるので、ショッピングには最適だ。

結局いろいろ免税店を見てはみたものの、値段が高い、とか、可愛いものがない、とか言う理由で買うものは何もなかったようで、ユナイテッド航空のラウンジ「ユナイテッドクラブ」へ向かう。

ユナイテッドクラブは錦鯉が書かれた屏風が飾ってあったりと、日本らしさを全面に出しているのが特徴の、アメリカのユナイテッド航空が運営するラウンジだ。客層もANAラウンジに比べるとアメリカ人が多い。

「またお酒持ってきてもいいかな??」と梢はドリンクカウンターに向かう。日本酒はなく、生ビールをいただくことにしたようだ。翔はコカ・コーラをもらって席に着く。

「さっきのラウンジとはまた違う感じだね。でも、食べ物とか、お酒はさっきのラウンジのほうが良いかな」という梢に「こっちのラウンジはシャワールームがいい感じなんだよ。何より、向こうよりも空いてるんだよね。これからフライトも長いから、シャワーでも浴びようかなと思ってね。」と翔は答える。シャワーかぁ、お化粧が落ちちゃうな。。と一瞬思った梢も、飛行機の中で長時間過ごすことを考えたらシャワーを浴びたいと思った。「じゃ、先に行ってきていいよ」と梢。ありがとう、と翔はシャワールームへと消えていった。梢がビールを飲み終わろうとしたその時、翔が帰ってきた。男子のシャワーなんて、本当に一瞬なのね。と思いながら「ちょっと私はゆっくりシャワー浴びてきてもいいかしら?」と、長いと思われないように伏線を張ってシャワールームに向かう。

シャワールームもこんなに大きいのね・・・シャンプーも全部揃ってる!ホテルみたい!と梢は驚いた。いつも使っている成田空港なのに、こんな場所があるなんて全然知らなかった。。ゆっくりシャワーを浴びて、やっぱりすっぴんは恥ずかしいということで軽く化粧をして翔の待つ席に戻った。「私、こんな場所があるなんて知らなかったよ!空港って、すごいんだね!」と話す梢に翔は連れてくることができて本当によかったと思った。「まだ搭乗まで時間があるから、ANAラウンジに戻る?」と翔。どうやら本当にシャワーのためだけにこっちのラウンジに来た様子だ。梢も「向こうのお酒のほうが美味しかったから」と言ってまたANAラウンジに戻った。

ANAラウンジ

「やっぱり日本酒がいっぱいあるのが嬉しいね」と梢は言うが、翔にはその良さがわからない。お酒の味がわかればなぁ、と残念に思う翔であった。「あまり飲みすぎると、機内食が食べられなくなるよ」と翔に言われてハッとした梢はお酒をやめてガイドブックを読むことにした。「あれ、これが今回泊まるホテルだよね!?こんなにいいホテルに泊まれるの?しょうちゃんありがとう~~!!」と、ガイドブックをみて大はしゃぎの梢。それをみてニンマリする翔。

「ポンポンパンポーンANAをご利用の皆様にご案内申し上げます・・・」「おっ、そろそろ搭乗だね」とラウンジを出て、搭乗口に向かう二人。搭乗口ももちろん優先レーンだ。行列を横目に、二人は機内へと向かっていく。

ライフデザインラボからの解説
ANAのビジネスクラス利用者、または上級会員が使えるラウンジは、ANAラウンジが2つ、ユナイテッド航空のラウンジが1つ、合計3つが成田空港にあります。飲食やアルコールが無料なのはもちろん、電源、専用WIFI、シャワールームがあり、落ち着いて座れるソファー席からパソコンで仕事をする人向けの机まで様々な座席から選べます。

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