○○さんはいいなー、いつもいい仕事をもらったり、一目置いてもらっていたり。
それに引き換え、自分は本当に運が悪い。
いつになったらチャンスが来るのかなー。
そう思っている人はいませんか?
もし、この記事を読んでいるあなたがそう思っているとしたら、ものすごくラッキーなことです。
なぜなら、私自身そういう思いをずっと抱えていて、その原因と対策を知ることができたからです。
思えば、私が、
ベトナムに移住できたのも、
カフェを開けたのも、
研修事業を始めたのも、
メディア事業を始めたのも、
そしていま頂いている仕事も、
全部「運が良い」と言ってしまえばそう見えるかもしれないのですが、振り返ると自分で運が来る流れを作れていたのだと思います。
しかし、そんな私も10年前は「自分は運が悪い」そう思っていました。
- 「自分はいつもベンチにいて、試合に出してもらえない。」
- 「球拾いや、雑草むしりばかりしかやらせてもらえない。」
そう思っているあなたが、明日から変わる方法をお伝えします。
サクッと読める目次
自分にはチャンスが来ないと嘆いている人の特徴とは?
私自身、自分は運が悪くていつになっても良い役回りが回ってこない、そう思っていたタイプの人間でした。
その後研修業などを通じて様々な人と接していく中で、運が悪いと嘆いている人にはある共通する特徴があることがわかりました。
そんな運が悪いと嘆いている人の特徴を3つお伝えします。
人によってすべて当てはまる人もいれば、一つしか当てはまらない人もいるのですが、一つでも当てはまったら要注意です。
そんなの良いから対処法を早く知りたい!という方もいるでしょうが、原因と対策は表裏一体。
一つ一つ対処法も解説していますので、お読みいただければと思います。
それがやりたいのかどうかわからない
数としては多くないのですが、とてももったいないと感じるのがこのタイプ。
サッカーチームでいうと、こんな人です。
- サッカーチームの試合の時にベンチ周辺をウロウロしているユニフォーム姿の人
チームメンバーも「この人うちのユニフォーム着てるけどメンバーだっけ?」「さぁ・・・?」「ファンじゃない?」という状況。
それでも、本人はレギュラーとして試合に出れないことを嘆いているのです。
そんな人、いるはずないでしょ!
と思うかもしれないのですが、それが日常社会の中では結構いるのです。
本人としては、関わりたいから近くにいるのでしょう。
試合に出たいから、そこにいるのでしょう。
しかし、それだけでは一緒にやりたいと思っている人なのか、興味深いから見ていたいだけなのか、冷やかしなのかわかりません。
実際、ファンという立場で近くで見ていたい人もたくさんいますし、市場調査もあれば冷やかしもあり、ただ興味本位でいるだけで自分がやりたいわけではない人など、沢山の人が集まってきます。
そのような人たちに「今日試合出てみる?」と言ったところで、良い答えが帰ってくるはずもありません。
ですので、ただ近くをウロウロしているだけの人にそのような誘いがかかることは殆どありません。
メンバーが足りなくて困っているチームくらいでしょう。
本人としては、自分が関わりたいと表明したつもりかもしれません。
それは、精一杯の勇気を出して表明したものかもしれません。
しかし、それも伝わっていなければ、今まで紹介してきたような状況になってしまいます。
もちろん、その「関わりたい気持ち」にある程度のコミットが無ければ、相手にしてくれることはないでしょう。
「練習は一切したくないし、会費も払わないけど試合に出してほしい!」
そんな人をチームの一員として試合に出すわけには行かないですよね。
ですので、そのチームの一員として、他の人達とある程度同じようなことをする、ということも合わせて伝えないといけません。
「一度伝えたのに、また伝えるのは・・・」
そう思うこともあるかもしれませんが遠慮は誰の得にもなりません。
その遠慮する気持ちを押し切って「チームに入りたいです!」と一言伝えることをするだけで一気に状況が変わるということもよくあるでしょう。
特に、あなたが入りたいと思うくらいのチームですから、他にも入りたい人がいるような人気チームなのではないでしょうか。
他の人と同じように周りをウロウロしているだけでは、なかなか声がかかるなんてことはありません。
まずは「やりたい」という気持ちをきちんと伝えるところ、ここができていないといつまで経っても運がやってくることはないでしょう。
そもそも何者なのかわからない
結構多いのがこれ。そもそも何者なのかわからない。
部活動やチームで表すと、こんな人です。
- 入部届は出ていて、練習にもいるんだけど全く存在感がなく実力も不明の人
もちろん名前や仕事内容、肩書など名刺に書いてあることはわかります。
それでも、何を目指していて、日々何をやっていて、どのような人柄で、どんな能力があるのかがわからなければ、どうしようもありません。
私は昔、実況パワフルプロ野球という野球ゲームにハマっていた時期があるのですが、このゲームは野球選手の全ての能力がパラメータ化されているんですよね。
ミートA パワーB 走力A 肩A 守備Aのようにパラメータになっているので、その選手のことがとても良くわかるようになっていました。
とても良くできたゲームで現実の選手の特徴がよく現れていて、実際の選手の特徴を知ることもできて実際の野球を見るのも楽しくなりました。
このゲームではあなたが実際の野球選手のことを全く知らなくても、能力が数値化されているので監督としてチームを組んでいくことができます。
そんな野球ゲームのように、あなたの能力が「監督」、つまり誰に依頼するかを考えている人に伝わっていればこんな事は考えなくてもよいのかもしれません。
しかし、現実社会では能力は数値で表すことはできませんし、人柄や目指している方向性は
能力に関しては資格などを使って知らしめることができるかもしれませんが、それはほんの一部でしょう。
資格というのは「○○に関して最低限の知識がある」ということを証明するものであって、素晴らしい知識があるものを証明するものではないからです。
あなたは、
弁護士資格を取ったばかりの人に弁護を頼みたいですか?
FPの資格に受かったばかりの人にすべてのお金を任せますか?
医師免許を取ったばかりの医師に重要な手術を依頼しますか?
自身を持ってYES!はい、そうします!と答える人は少ないのではないでしょうか。
残念ながら、資格だけでは、それを任せるだけの十分な能力があるとは思わないですよね。
資格というのはスタートラインであり、そこから実績などで更に高い能力をあることを示す人に依頼は殺到するでしょう。
また、能力だけではなくその人の理念や使命、人柄なども依頼するときの決め手になるのではないでしょうか。
さて、チャンスが来ないと嘆いているあなたは、その理念、使命、人柄、能力を相手に伝えていますか?
日々の生活の中で、日々のコミュニケーションの中で、日々の仕事の中で。
そもそもコミュニケーションが少ないのであれば、何らかの方法で伝えていくしかありません。
一緒に仕事をしているのであれば、その仕事に取り組む姿勢、プロセス、成果などを通じてあなたの人となりが伝わっていきます。
ブログを書いているのであれば、そのブログの記事からもあなたの興味関心や日々の様子、考えていることが伝わっていきます。
一緒に時間を過ごしているだけでも、とても多くのことを伝えることができますし、普段一緒にいる人との人間関係や他の人からどう思われているのか、などもあなたの人となりを相手に伝える情報となります。
遠慮して伝えていなかったとしたら、それはとても残念なことです。
なぜなら、遠慮は誰の得にもならないからです。
もちろん、同じことを何度も繰り返すのはただの迷惑ですが、一度や二度、きちんと伝えていくことは必要だと思います。
イザというときの準備をしていない
今までお伝えしたことをしていれば、チャンスはきっとやってきます。
それなのに、チャンスが来た瞬間にそれをゲットできない人がかなりいるのです。
「幸運の女神には、前髪しかない。」とレオナルド・ダ・ヴィンチが言ったそうですが、チャンスは通り過ぎてしまったらもう二度と掴むことはできなくなります。
後ろ髪がないので、向かってきたまさにその瞬間に掴みに行かないといけないのです。
ベンチに入っていたとしても、急に監督から「よし、次代打行くぞ」と言われた時に、
「ユニフォーム、着てなかった・・・」
ということは流石にないとしても、
「え、今日試合出る準備してないよ・・・」
「ストレッチしてない・・・」
という人はかなりいるのではないでしょうか。
私も研修講師として働いてきましたが、よくよく考えるとこんな形でチャンスを貰ってきました。
朝、研修の準備をしているときに「今日少し前で喋ってみるか?」と言われたり、突然「明日のセッションお願いするわ」って言われたりするのです。
もちろんせっかく頂いたチャンス、失敗はしたくないものですよね。
そんなときでも、自身を持って「はい、やります」と言って自分の実力を発揮できる事が大事なのです。
チャンスを掴めるようになる過ごし方とは
チャンスを掴めるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?
今まで紹介してきたような「チャンスが来ない人」にならなければよいのです。
チャンスが来ない人の特徴の中でも解説しましたが、
チャンスを呼び寄せて、そしてつかめるようになる生活習慣を改めてここでまとめておきます。
自分がやりたいことを常に発信する
自分が何をやりたいのかを常に発信する癖をつけましょう。
もうこの人には1回言ったから、、と思うこともあるかもしれませんが、他人が言っていた発言をすべて覚えている人なんていません。
あなたも、誰かが話していた内容をすべて覚えているなんて言うことはありませんよね。
そして、いつも繰り返し同じことを目標として目指しているという姿からは信頼が生まれます。
- この人はこれがやりたい人なんだ。
- これをやるためには頑張れる人なんだ。
- この人に任せれば、きっとこういう理想に向かってくれることだろう
そんな信頼です。
信頼とは字のごとく、信じて頼りになるということ。
何度も何度も「これを実現したい」「こうしたい」そう話している人に集まるものです。
どんな人なのかを知ってもらう活動をする
あなたがどんな人何かを知ってもらう必要もあるでしょう。
どんな人、というとざっくりしていますが、どういったことを目指していて、今までどんなことをしてきて、今どう過ごしているのかということです。
例えばですけど「弁護士になりたい」と常日頃から言っている人がいたとします。
しかし、そういった人が全く法律の勉強をしていなかったとしたら、信用されないですよね。
または、人からお金やビジネスを騙し取るために弁護士になりたいという動機だったりしたら、これもまた応援されないですよね。
しかし、
「この世界の秩序を守り公平な世の中を作りたい」
「弱い立場の人を助けたい」
などの動機で弁護士を目指していて、そのために法律の勉強に励んでいる、という方であればなにか手を差し伸べたくなる人も多いのではないでしょうか。
先ほど「信用」という言葉を使いましたが、信用は過去と現在から生まれるものです。
そもそも、本当にやりたいと思っているのであれば、何らかの準備はしていて当然ですよね。
野球の試合に出たいのに、野球の練習をしていない人なんていないはずです。
そうして、信用されていき、チャンスが訪れやすくなっていくものです。
「一瞬の」チャンスがいつ来ても良いように備えておく
そうして信用と信頼が重なってくれば自ずとチャンスがやってきます。
誰かがチャンスを持ってくることもあれば、偶然なにかのチャンスが起きてくることもあります。
不思議なことに、運も信用と信頼があるところにやってくるんですよね。
私もここに関しては以前はスピリチュアルで根拠がないと考えていたのですが、脳の働きなどを知っていくうちに根拠がないとは言えないと思うようになりました。
私達は皆他人が「無意識的に」何を考えているのかを、これもまた無意識で察知する力があるようなのです。
ですので、皆に「無意識的に」応援されているような人は応援したいと思われるものなんですよね。
殆どのチャンスは人が持ってくるものだと思いますので、誰も意識していなくてもそういった人に何かが訪れる可能性は高くなるのです。
しかも、人は「皆が思っている人物像」に近づいていくという特徴もあります。
皆に「あの人は仕事ができる」と思われている人は、仕事ができるようになっていくことが研究でわかっているそうです。
形から入ることにある程度の意味があるのも、こういった「人から見られている人になる」という作用が働くからでしょう。
そうなると、いろいろな人に無意識的に応援され、成功を祈ってもらえると、"何故か"成功する確率が上がるのです。
"何故か"と書きましたが、もう少し正確に言えば本人の脳が「そうか、自分は成功するのか」と勝手に考えて、思考が変わっていくのです。
ですので、誰かが持ってくるチャンスだけではなく、一瞬のひらめきや気付きも起きるようになってくるんですね。
これは本当に不思議だと思いますが、脳の働きが研究されていく過程でその裏付けが取れてきているようです。
そうしてやってくるチャンスは「ほんの一瞬」で通り過ぎていきます。
ちょっとでも躊躇したりしている間に消えてしまっているチャンスというのは実は数多くあったのではないでしょうか。
通り過ぎてしまえばもうそのチャンスはつかめなくなってしまいます。
「え、チャンス来てないよ・・・」
と思う方は、そのチャンスをチャンスと思わずに見逃していることが多いです。
失敗したらどうしよう・・・と考える方も多くいるでしょう。
しかし、挑戦しなければそのチャンスはただ消えゆくのみです。
失敗しても、挑戦しなくても、そのチャンスが消えたことには違いはありません。
成功するか、消えるか。
どうせその二者択一なのであれば、やるしかないですよね。
そんな「あ、やばい、準備してないぞ」と思ったときも、「本番までの期間でなんとかなる」と思ったときは挑戦するようにしてきました。
人の助けを借りてもいい、なんとか打席に立ってバットを振り、普段できることをやればいい、そう思ってやるしかないのです。
そこでホームランが打てなくても、結果的に三振だったとしても、普段通りの実力を出したかどうかは見ている人がわかってくれます。
でも、明らかな準備不足で普段の実力が全然出ていなかったらどうでしょう?
とてももったいない評価になるのではないでしょうか。
まとめ
いつチャンスが来ても良いように準備を重ねて、信用を積み、そして自分自身の方向性を発信することで信頼を積み、一瞬の訪れたチャンスを掴む。
「あの人は運がいいからな」
そう思われる人は実はそのように「運」を獲得してきているのです。
何度も取り組むことで、意識せずともそのような行動ができているという方も多く見てきました。
それをパッと見て「あの人は運が良いけど、私にはチャンスが来ない」って言っている人も見てきました。
どちらになるのかは、運ではなくてあなたの選択次第です。
と、ここまで偉そうに書いておいてナンですが、私自身、正直に言えばチャンスが来るたびに毎回準備万端なんていうことはありません。
「えっ・・・失敗したらどうしよう」という迷いとともに、今まさにチャンスが来ていることに気づくのです。
ああ、準備をしていなかった、と気づきのです。
それでも、全く準備をしていなかったなんてことはありません。
ある程度準備をしていたからこそ、本番までの限られた時間で最後の準備をして、全力で取り組むことで前に進んできたように思えます。
- 自分は何がしたいのか、を発信する。
- そのために今できることを少しでもやってみる。
- そうして、チャンスが訪れたら失敗を恐れずにやってみる。
私も、そう信じてこれからも過ごしていこうと思っています。
あなたも、チャンスに恵まれた人になるはずですよ。